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2011年11月09日(水)更新

昨日、「原塾」に参加しました。TTPってご存知ですか??

 みなさま、こんにちは。
 社労士の 西村介延 です。

 きのうは 第24回目の 原塾 がありました。
 塾長の 原守男さん の会社 ご存知 旭電気化成株式会社 の会議室で、行われました。

 塾長に来客があって開始時刻が若干遅れましたが・・・。
 そこは原塾のこと、話題にはこと欠きません。

 指針セミナー修了者の Cダッシュの会 の話題で盛り上がりました。
 ぼくも先月、一応修了だったので、自分のこれからのこととして聴いておりました。
 なんどもサブリーダーで入り、納得いかずもう一度履修した、とか、満足のいくものができるまで10年かかったとか。
 経営が一朝一夕にはいかないことくらいは理解しているつもりですが、こういう人を前にすると、ひよっこ!!だと実感します。

 Cダッシュの会で学ぶことは?との問いには、TTP というお答えでしたよ。
 TTP・・・?
 きょうどこかの国で決めるノダ、とか 決めないノダ とかがニュースになってる 環太平洋ナントカ・・・ではありません!

 徹底的にパクる!!で、TTP。

 パクるなんていうと、いかにも大阪弁で、品がなさそうですが。
 ひとの成功や失敗を参考にして学び、自分なりの事業に仕上げることなら、いちから創りあげるのに比べてやりやすい。
 同友会の例会やCダッシュの会には、その手の事例はやまほどあるので、頂かない手はないということでして。

 お隣の女性会員さんが、自分も新規事業に参画したいが・・・という相談を持ちかけて・・・。
 TTPの人が答えます。その応酬がめっちゃ参考になりました。
 なんで?いつ?場所は?何坪の事務所?事務所を絵に描いて!と矢継ぎ早に質問を浴びるが、答えられないこともある。
 容赦なく質問とコメントが入って・・・。
 その女性は あとで、 「悔しい!!」 と言われました。

 他人ごとではありません。
 ぼくも先週、例会リハーサルでよく似た質問攻めにあっています。

 お分かりでしょうが、意地悪で詰めているのではありません。
 事業に必要な 思い入れや計画の確かさ を詰めているかをチェックしているのだと思います。

 こういう発想、自分にこれまでなかった目線を TTP、徹底的にパクる…頂くということなのでしょうね。

 とここまで書いたところで、メールが入りました。
 たまにここでも登場いただく労務士の師匠、久保貴美先生からでした。
 TKPちょっと変えてパクる、OKP思いっきり変えてパクる・・・というのはどうかと・・・。
 うまいですね。こういう瞬発的なギャグセンス、大阪のおばちゃん的でステキ!!
 でも、TTPだからTPPと引っかけてうけるのでありまして・・・。
 時事ネタとの引っかけが弱いぞ!と、思わず突っ込んでるぼくですが・・・。

 横で聴いているぼくも、TTP、徹底的にパクらせて頂きました。

 ちょうどいいところで塾長が戻ってきて、開始。
 そのなかでも、雑談の枠を超えて、またその事業計画が話題になりました。
 雑談のときと違い、詰めるだけでなく建設的な意見もでました。

 ぼくも例会報告や就業規則セミナーのはなしをし、参加者から人事制度の提案を課題として頂きました。
 せっかくのご提案、検討し徹底的に行くかどうかは別にして、パクらせて頂くことにしました。

 それやこれやで、4時間あまり、おもしろく楽しい原塾でありました。
 塾長、原塾のみなさま、おおきに!!
 めっちゃおもろかったでっせ!


  

2011年11月07日(月)更新

例会報告をまとめておもうこと・・・多くの人に支えられて・・・ここまで来れました。

 みなさま、こんにちは。
 お世話になりまして、ありがとうございまっす!!
 社労士の 西村介延 です。

 あれ、いつもと違うな?

 はい。
 次回例会報告をさせて頂くにあたり、これまでの人生を振り返り、いかに多くの方にお世話になったか、思い知りました。
 お世話になりまして、ありがとうございまっす!!

 前回のブログにコメントを頂いた原守男さんにも、ずっとお世話になってます。
 思えば、このブログを始めたころ、最初にコメント頂いたのも、原さんでした。
 このコメントに感激して、嫁も原さんのブログを愛読し始め、オン研で報告されるので聴きに行き・・・というご縁が続いてます。
 
 また今回の例会リハーサルでも、役員のみなさまが、厳しくやさしいコメントをしてくださいました。
 また、報告案を書きなおしているときも、楽しみにしています、とか、きついこと言ったけど率直に意見を言い議論できることが同友会のよさなので、刺激し合い、学び合えればいいですね、という励ましを頂きました。

 こういうなんともいえないやさしさ・おもいやりがあるから、同友会はやめられない・とまらない・・・のですよね。

 みなさま、ありがとうございます。
 報告を機に、自分を棚卸して、「おのれを知り」、事業も前進させていきたいとおもいます。

 きょうも小学生の作文でした・・・でも、真意ではあります。

 みなさま、ありがとうございました。
 これからもよろしくお願いしまっす!!

 原さん、あす、原塾ですね。
 よろしくご指導くださいませ!!

2011年11月05日(土)更新

きのうは12月の支部例会リハーサルでして・・・。ついにワタクシが報告ということに

 みなさま、こんにちは。
 社労士の 西村介延 です。

 せっかくの週末というのに、雨。
 いかがお過ごしですか?

 きのうは12月の支部例会リハーサルを行いました。
 ついに、というかいよいよというか、12月例会では、ぼくが報告します。

 もう何度も人の報告は聴きましたし、先月は座長もやらせていただいて、報告のいいところを討論につなげるお役目もさせていただきましたが・・・。
 いざ自分が報告するとなると、なにをどうはなしていいものか分らず。

 第一回ということで、ざっくりしたレジメだけにして、意見を聴きました。

 例会委員長と座長くらいが来てくれるのかとおもっていたら、先月報告の青木さんも来てくれ、個性心理學を先に学んでいたという先輩も来ていただけました。
 おかげで率直な意見が聞けました。
 わざわざ来てくれている人にいい話を・・・という意気込みはともかく、例会報告で大事なのは、報告者自身がいままでの自分を振り返る機会だということ・・・を指摘されました。
 これまでいくつもの例会に出て、なにを学んだのか??と反省しました。
 きのう、リハーサルが終わってから、もう一度自分の人生を振り返っています。
 
 忘れられることなく認め続けられるために・・・学び続けること、学んだことをもって人のお役に立つこと

 この2つは基本姿勢で保ってきたと思えます。

 次回は来週、もう一度やっていただけるということなので、なるほどおもろいやつやと思てたけど、やっぱりおもろいのう・・・と思ってもらえる
報告にしたいと思っております。

 きょうはなんだか、小学生の作文になりました。
 原稿つくりにアタマがいっぱいなので、かんにんね!

2011年11月03日(木)更新

福岡の飲酒運転死亡事故の判決が確定しましたね。遺族の気持ちは・・・。

 みなさま、こんにちは。
 社労士の 西村介延 です。

 あさ新聞を見ましたら、福岡で幼い兄弟が飲酒運転車両に轢かれて死亡した事件の上告審判決が確定した・・・と出ていました。
 一審判決の自動車運転過失致死罪を覆した高裁判決を支持して、被告人の上告を棄却したというものです。

 冷静に見れば一審の裁判官は偉いと思います。
 いかに凶悪事件とはいえ、被告人側の主張にも冷静に耳を傾けました。
 また新設されたばかりで裁判例も少なく、立証の困難な危険運転罪を避けた判断は適正だったと思います。
 不服があれば上告してくれればいいという判断もあったのかもしれないですが・・・。

 しかし、やはり危険運転罪を認めてほしい・こんな悪質な事例でこの条文を適用できないのであれば、いったいどんな状況でこの条文を適用するというのか・・・。
 そんな遺族の気持ちもわかります。

 ぼくも一年前、嫁の弟がいねむりの大学生に追突されて死亡したとき、危険運転罪の適用を求めました。
 制御困難な高速度運転によるもの・または未熟運転によるもの(刑法208条の2 1項後段)です。
 今回の福岡の事件ではアルコールの影響による正常運転困難(同 前段)で起訴され、最高裁が支持した高裁判決もこれを認めました。

 しかし遺族の気持ちはいかばかりでしょうか?
 たとえ20年の懲役という危険運転罪の最高刑が確定しても、死んだ子は帰って来ません。
二度とふたたび、ご両親に向かって笑いかけることも、甘えることもないのです・・・。
 こいつが酒を飲んで車に乗ることさえなかったら!!

 ぼくがそうでした。
 3月に被告人に判決が言い渡されたとき、執行猶予がついたことがよほどうれしかったのか、安心したのか・・・。
 被告人の父親は被害者の姉に 「ども~。すみませんでした~~」 と、たとえていえば混雑した電車の中で人の足を踏んでももうちょっとましな挨拶ができるというようなことをいって、帰っていきました。
 控訴できないとはわかっていたし、する気もなかったですが。
 このときばかりは さすがにあったまにきて、担当検察官に、「 も~~、にゃにがにゃんでも控訴!控訴!」 と無理を言った覚えがあります。
 「月夜の晩ばっかりやと思うなよ!!」というすてぜりふをはいて、その場は収めましたが・・。

 そして、最終目標である所属大学の処分が出た・・・と学部の事務長から連絡を頂いたとき。
 停学3か月、前期の単位登録はできない、裁判で 「ボランティア!ボランティア!」とほざいてたので、停学中きちんとボランティアをしてレポートを出す という処分でした。
 以後が大学としても、交通安全講習を毎年行い、学生手帳にも運転の心得のようなものを掲載しますと約束してくれました。
 満額回答です。

 一応、ぼくたちの望んだ処分ではありました。
 しかしそのときの空しさ!!

 福岡の事件とおなじく、加害者に行かに厳しい処分が出たところで、被害者はもう帰りません。
 加害者は大学生で両親がかばってくれて、パパが一生懸命矢面に立ってくれ、おかげで自分は遺族の前に出なくて済んだ。
 でも、被害者にも同じ大学生の子がいますが、その子はもう2度とお父さんに会うことができません。

 またぼくとしては、もうこれ以上、加害者を追い詰めることができないことのくやしさがありました。
 へらへら笑って、「ども~~、すみませんでした~~」 と遺族に言った父親。
 裁判官には頭を下げたが遺族には一回も謝らなった加害者!!

 そのことを評して、師匠でもあり、大親友でもある 森本貴代さんは、「事務所案内」で、「つよさ」だといってくれました。
 「つよさ」かどうかはさておき、遺族としてはもう手の打ちようがないむなしさを覚えます。

 しかし反面、加害者側は、裁判には引きずり出されるわ・大学からきつい処分を受けるわで、自分こそ被害者だと思っているふしがあります。

 みなさま、加害者になっても被害者になっても、交通事故はむなしいです。
  


2011年11月01日(火)更新

いまに通じる人間観察術 「だまってすわれば」 観相師・水野南北一代 

 みなさま、こんにちは。
 社労士の 西村介延 です。

 昨日のブログで、個性心理學の講座に出て 「だまってすわれば」 という小説を思い出した…と書きました。
 で、家に帰って探しまして、見つけました。

 神坂次郎 「だまってすわれば」 観相師・水野南北一代
 観相 が 統計であるということがよくわかります。  
 で、水野南北の前に、「だまってすわれば」、ぴたりとあたる!                                                                                                                                       
  
 小説ながら、現代に通じる人間観察術の極意が詰まっている本です。

  嫁がこの本を愛読しており、「千人観相、万人観相」 といっては、いろんなひとの観察をしております。
 嫁がしょっちゅう、大阪同友会の例会や勉強会に顔を出すのも、ひとつには企業家を観察して、成功する人・そうでないひと・理屈たれの人・・のしぐさや顔つきを観察して、ぼくの労務士業の参考にするためです。

 江戸時代の末期、大坂は阿波座の生れ。後に天下一の観相師と呼ばれた水野南北の文字通り破天荒の一代記です。
 あるとき、坊主に死相が出ていると言われたことから、観相師を志します。
 観相の旅に出、髪結い床や風呂屋・さらには刑場・火葬場の下働きをしつつ、生きたひと・亡くなったひとの顔の相や人体のあらゆる部位に現れる 相 を見ることを学ぶというもの。
 痛快なのは、その研究の徹底したところでしょう。
 このあいだも紹介した 一日3時間10年、10000時間で超一流・・・というのは、こんなところにも出ています。
 きのうも紹介したように、人体の相 を観察するために、風呂屋に就職したのですが・・・。
 人の体を生で見ようとすれば、当時は 三助 という仕事につくしかない・・・。
 そこで、現役の三助を酒と肴でてなづけて・・・、もう翌日から 三助になってしまい、男女の体を洗う仕事にありついたと。
 で、しっかりひとのからだと気性の関係を研究しつくそうということ。

 おもしろいのは、当てる だけが観相術ではない・・・という発想。
 影が薄い相があれば、どう逆転させれば、その人が幸せになれるか・・・までを考えるところ。

 あるとき、かたき討ちを志す青年に出会います。
 ところがこの青年の相を見れば・・・。
 意志薄弱で気力が伴わず、背後から見た首のあたりはさびしく、精がなさそうで萎えた感じがする・・・。
 かたき討ちどころか、返り討ちに会うのが関の山だとひとめでわかります。
 で、策を講じてかたき討ちを助けてやろうというのが、南北の 天の相法であったと。

 その他、大坂は堺で頻発した強盗事件の犯人を割り出すところもけっさくです。
 強盗事件が立て続けに起きるが犯人が捕まらない。
 あるとき、奉行所に落書きがされる。
    曲者は堺より紀州のうちにあり
 なにがなんだかわからんが、妙に気になったので、分析してみると・・・。
    くせものは さかいより きしゅう のうちにあり
    くせものは さかいよりきしゅう  のうちにあり
    くせものは さかいよりきしゅう
 そうか!!
    曲者、つまり犯人は 堺与力衆 のうちにあり!!
 なんだか推理小説のようですが、人心をつかむ術にたけたものならでは のみごとな推理です。 

 ま、小説ですし、南北の自伝をもとに書いているので、ほんとのことばかりではないでしょう。
 しかし、その徹底した人間観察の手法は、いまでも十分に参考になるし、学ぶべきものだと思いますよ。

 個性心理學 が人気を得るのも、現代の観相術だからでしょうか。

 神坂次郎さんの他の作品、たとえば「天馬空をゆく」 なども、おもしろくて痛快、何度でも読みたくなる作品です。

 

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