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2011年10月22日(土)更新

「経営指針確立成文化セミナー」最終コースです。青木さんといっしょに行ってきま~す

 みなさま、こんにちは。
 社労士の 西村介延 です。

 月曜日に大阪同友会の支部例会に出たと思ったら、この週末は 「経営指針確立成文化セミナー」 です。
 例会報告者の青木さんといっしょに、最終コース をまわります。

 この春、4月に理念コースを受け、自分なりに考えていた事務所理念がまったく理念になっていないことの驚き。
 そして一から作り直し、ダメ!といわれてまた作り、結局2日目になんとかできあがったような次第でした。
 再履修・再履修と叫ぶぼくを、支部の役員さんたちは、やさしくいさめて下さいました。
 自分も一年かかってようやくまともなものができたんだ、とか、セミナー中自分も苦労しました、とか。
 その励ましにどれだけ力づけられたことか・・・。

 青木さんも早くに創りあげてはいたものの、ああでもないこうでもないと、チェックされて、2日目にようやく形にできたようでした。
でも、その理念を会社に持ち帰ったところ、社員さんから 「待ってました」 「すばらしい」 との声がでたそうです。

 そして夏。7月には幸いにも再履修することなく、方針コースに進めました。
 このコースは文句なし、楽しかったです。
 「若女将」のリーダーの税理士さんが、受講生とサブリーダーをうまくまとめ、堅苦しくなりそうな決算書の読み方の講義をわきあいあいと、楽しくおこなってくれました。
 おかげさまで、理念コースとは逆の意味で、もう一度受けてみたいセミナーでした。

 そして秋。10月もそろそろおわろうかという時期に、最終コースの 「計画」コース に進みます。
 どんなことになるのでしょうか?
 不安でもあり、楽しみでもあります。

 それから。
 きのう、大阪府総合労働事務所の方が事務所にお見えになりました。
 12月8日、エル大阪でおこなう 「就業規則のポイント」セミナーの打合せです。
 ぼくとしては、せっかく来ていただく方に、本だけではえられない発見をして頂こうとおもっています。
 詳細はこれから詰めていきますが、もう少し煮詰まりましたら、また書きますね。
 大枠は、一般論15分、メンタルヘルス40分(30分)、未払い残業代ほかを35分(45分)・・・みたいな感じかな。

2011年10月20日(木)更新

ビジネス(マネジメント)の書として読む 「ウィーンフィル 音と響きの秘密」

 みなさま、こんにちは。
 社労士の 西村介延 です。

 月曜日の例会座長のお役目の疲れも抜けないまま、きのうは 早朝勉強会 に参加しました。
 ここでもたびたび登場して頂いている メンタル税理士 の 飯田真弓さん が発表されました。
 先月の発表の予定が台風で今月にずれてしまったわけで・・・。
 心理テストによる深層心理の分析 という実習によるお話で、参加者は眠さも忘れて、聴き入っておりました。
 関心のある方は、飯田さんのホームページをどうぞ。  
  http://utsu-camo.com

 さて、先週、ここで 「選ばれる人になる34の習慣」(ダイヤモンド社)を紹介しましたところ、たくさんの方に見て頂きまして、どうもありがとうございました。
 この本で、「量稽古」 として紹介されている10000時間の研究が、クラシック音楽の世界でも妥当していて、文字通り、「忘れられることなく認め続けられるために」、不断の研究・研鑽が必要だとされていると、このブログでも書きました。
 そのことを書いていたのが、音響メーカー・ケンウッドの元取締役・中野雄(たけし)さん の 「ウィーンフィル 音と響きの秘密」です。
 音響メーカーの役員さんの書いた本だけに、クラシック音楽の世界の話題でありながら、ビジネスにも役立つ内容になっています。

 ウィーンフィル も組織です。
 しかも演奏というものの性質上、ひと が重要な構成要素になっています。
 人の技量・人の感性・人と人の協働による演奏・・・。
 「ひとを動かす」マネジメント力が問われています。
 そういう意味で、マネジメントの書 という読み方ができる本だと思って、読んでいます。

 ぼくの好みではない指揮者ですが…と断っておきますが。
 カラヤンさん のはなし を2つ紹介しますね。

 カラヤンさんが指揮して演奏しているとき、奏者がちょっとしたミスをする・指揮者の指示とは異なる演奏をしてしまう・・・人間なのでままあることでしょうね。
 そんなとき、ふつうは演奏を止めて、「nichts!」(ダメダメ!)とかいうんでしょうね。
 カラヤンさんは違いました。
 少し指揮棒の振りが小さくなって、とおくからはみえにくくなってしまいます。
 「あれ、どうしたのかな?」 とおもう。
 間違えたひとは はっと気づく。
 間違いに気づいているぞ!というサインは出すが、表だってその奏者のプライドを傷つけない。
 中野さんは、「みごとな人心管理術だ」といいます。

 もうひとつは、いまとは反対に、独奏部分で奏者がみごとな演奏をしたとき。
 かりにカラヤンさんの指示や曲想とは異なっても、これを否定しない。
 たとえ本番・ライブのときでも、曲をいまの奏者の演奏に合わせて変えてしまう・・・というのです。

 中野さんは、こういっています。
 聞かせどころが来れば、プレーヤーは張り切る。それが予想以上にうまくいったとき、カラヤンのような大指揮者がそのことを認めて音楽づくりまで変えてくれた・・・本人はもとより一緒に弾いている楽員たちにもそれが判る。・・・皆の前で社長から肩をたたかれた幹部社員の心境に比すべきであろうか。…経営者としても国際的大企業の社長が務まる器量の持ち主だ。

 いかがでしょうか?
 カラヤンさんはアンチの人が多く、「空やん」などといわれました。
 しかし音楽に対する感性やマネジメント力では、ひとをはるかにしのぐものを持っていたことが分ります。

 先日ここで紹介した 小澤征爾さん も、ぼくも含めその音楽には否定的な人も多いです。
 でも、そのリズムであるよりよい音楽のために勉強すること・努力すること はそれだけで人を感動させるものがあります。

 「ウィーンフィル 音と響きの秘密」 クラシック音楽なんて知らんわ!!というかたも、マネジメントの一例として読まれると、意外な一面が見tれて、おもしろいですよ。



2011年10月18日(火)更新

社員は宝・社員とともに歩む経営・・・でも例会報告者も座長さんもお疲れで~す

 みなさま、こんにちは。
 社労士の・・・というか、支部例会・座長の 西村介延 です。

 きのう、大阪同友会・中央北支部の例会がありました。
 ぼくは座長の役目で、報告者のいいところをみなさんに理解していただき、報告をグループ討論に活かして、おいしいところを持ち帰っていただく仕事でした(写真 )。                                                                                                                                                                                                                  
                                                                           青木さんの報告はリーマンショックで経営が傾いても、社員を解雇しない・社員からも辞めたいとは言われなかった・・・そしてつらいときに中島みゆきの歌にふれ、自分と共同経営者である奥さん・自分と社員が、「二艘の舟」だと気づき、改めて社員とともに歩む経営に思い至ったというものでした。
 この考え方は同友会の 「良い会社をつくろう」・「良い経営者になろう」にあたります(写真は「三つの目的」を説明しているところ もう一つの目的は、「良い経営環境を作ろう」ですね)。

 青木さんのえらいのは、同友会入会前から、この考え方を貫いたことです。
 そして入会後は、紹介者の方の考え方を真似て、終礼を毎日行い、コミュニケーションをはかっているそうです。
 いまは、紹介を中心に、V字とはいかないが、逆「へ」の字くらいには回復したと。
  前回が長谷裕代さんで、メットライフ・アリコのナンバーワンということで、けっこうインパクトがあって参加者も集まったのですが、
今回も多くの方に来ていただきまして、会場はほとんど満席でした。
 やはり、青木さんのお人柄・社員を宝とし、社員とともに歩む経営への共感でしょう(写真は報告する青木さん)。
                                                                                       質問も、当然社員が辞めなかった・辞めさせなかった理由・紹介で仕事を取るコツに集中しました(質問するぼくと答える青木さん)。
 社員が辞めなかったのは、自分の苦労をまじかに見ていたからであり、辞めさせなかったのはどうにか経営を持ちこたえたからであり、デザインという仕事の性質上、ノウハウの流出・後進の育成が困難だったから・・・。
 紹介で仕事を取るコツは、会う人ごとに、その人からキーマンを紹介してもらうというものです。
 直接仕事ないか??といっても、「ひく」でしょうが、紹介してよといわれれば、紹介位するでしょうし、あの青木さんの優しく誠実そうな雰囲気に接すれば、だれだって紹介位はしたくなろうというもの。
                                                                             最後にぼくから、経営指針確立成文化セミナーにずっと一緒に出ての青木さんの印象や、個性心理學による青木さんの分析を紹介して、まとめとしました。
 そのまとめをきいて、青木さんは涙がでそうになった・・・といってくれました。
 その青木さんのひとことで、座長の重荷が報われた気がしました。

 ちなみに、他の参加者の方からも、西村さんの一生懸命さ、いつも伝わります、とか、座長最高でした…とかのねぎらいのおことばを頂戴しました。
 あああ、つかれた!!
 でも、おもしろかったです。
 

2011年10月15日(土)更新

「選ばれる人になる34の習慣 」 おもしろいです!ぜひご一読を。

 こんにちは、社労士の 西村介延 です。
 
 きのうは、来週月曜日の大阪同友会中央北支部・支部例会の打合せで、例会委員長の会社へ行きました。
雨の中、昼から事務所を出て長堀橋へむかい、クリスタ長堀を経て、鰻谷(うなぎだに)商店街のなかへ。
 座長なんて初めてなんで、うまく報告者を参加者のみなさんにアピールするために、どういう工夫・心遣いが必要か、アドバイスを頂きました。

 その帰り、クリスタ長堀の書店で目に入ったのが、この本です。
 ダイヤモンド社の発行というところで、まず OK でした。
 ここは エターナル・コレクション はじめ、ドラッカーさんのいろんな著作を出してはります。

 世の中にたくさんいる社労士から、自分を選んでもらうために・たくさんのブログからこのブログを選んでもらうために、ぼくは何をすればいいのか、いつも考えています。そんなときにこの本に出会いました。
 労務士に限らず、自営業者さんでも、サラリーマンでも、いっしょです。

 目次を見てパラパラっと中身を見て、いくつかこころに引っかかった個所がありました。
 ひっかかった・・・というのは、これまでに学んできたことを通じるところがあったという意味ですが・・・。
 そのなかから、
  1、プロフェッショナルとは?
  2、優れたひと・格上の人を見て、学ぶこと
  3、忘れられることなく、認められ続けるために
 の3つをここで紹介します。

 ひとつめ。プロフェッショナルであるためには、一見して不可能に見えることでも、「ぜったいに実現できる」と信じて、ありとあらゆる可能性を探ることができなければならない。そのことで自分の皮を破り、あたらしい可能性が開けるのだ・・・とありました。
 これを見て、ン??と思ったのは、このあいだ原塾で原守男さんが話してくださった稲盛さんと京セラの考え方じゃん?と思ったから。
 京セラに失敗はない、成功するまでやり続けるから・・・と。
 「京セラフィロソフィ」にも、泥縄式、窮すれば通じる…それが結果的に独創性に通じるのだ…とありました(71ページ以下)。 

 ふたつめ。行動する前に先輩の行動や所作をお手本としてよく見て、イメージや感覚をつかむこと。
 これは佐々木常夫さんも、「働く君に贈る25の言葉」 のなかで、「プアなイノベーションより優れたイミテーションを」 と書いてはりました。 
 しごとのやり方を学ぶには、他人の優れたところを真似ればいい、「優れもの」がいたら、しっかりと目を見開いて研究するつもりで観察しなさい。その行動の細部にこそ大事な秘密が隠れている。
 そして、学んだら、即実行しなさいとありました。

 みっつめ。これはこの本のタイトルでもありますが、最低でも10000時間の研究が必要だと書いてありました。
 スポーツの「量稽古」。世界で活躍できるためには、最低一万時間の練習や努力を必要とする、と。
 そして、実力はだませない・努力に無駄はないとも。

 思い出したのは、指揮者の小澤征爾さんのことです。
 ケンウッドの取締役だった中野雄さんが書くところを紹介します。
 感動することばであり、厳しい現実でもあります。
 ぼくはここの個所を読むごとに、自分の怠惰を反省します。

   小澤のリズムは「学ぶこと。学び続けること」という一語。
   忘れ去られることなく認め続けられるために・・・人より優れた存在であること、優れた存在であり続けること。
   ・・・一事に集中して1万時間の歳月を過ごせば人に勝る芸が身につく、休まず、一日3時間。10年である。・・・

   「あの人は勉強しなくなった。だから、もうよびません」と、高名な巨匠の昨今の指揮を評して言い放ったライナー・キュッヒルの一  言が、ことあるごとに胸中から蘇ってくる。・・・一流オーケストラは、指揮台に立つ音楽家の、現在の力量を瞬時にして見破る。・・・
  昨日の名声を維持し明日も指揮台に立たせてもらうためには、今日の自分のレヴェルが昨日と同じであってはならないのである。

   テレビのインタビューで、後輩に言われた言葉を紹介し、「ぼくは小澤先生のようなまわり道はしたくない」って言われちゃったんで  すよ…と告白し、凄みのある笑みを頬に浮かべた。
   「君の未来はお見通しだよ」 と小澤の微笑が語っていた。
     (ウィーンフィル 音と響きの秘密 文春新書 279 より)
   
  あと、自分ではない誰かの役に立とうと努めること。それも周囲の人の期待を超える役に立とうと意識して最大限の力を発揮すること・・・とか、いまはさておき将来はこうなっていたいという方向性・目標・ビジョンを明確にするなど、極めてまっとうで正攻法の方法論が紹介されています。

 
 

2011年10月11日(火)更新

「原塾」に参加して来ました。83歳のお父さんが現役ってすばらしい!

 こんにちは、社労士の 西村介延 です。

 きょう、東大阪の 三喜製作所さん で、原塾 がありました。
 塾長に 稲盛さんの考え方をレクチャーして頂き、「京セラフィロソフィ」の原点を探求できたようです。
 何ごとも原理原則から考えていけば、大きくは狂わない、現に京セラでは失敗ということがないということは新鮮でした。
あと、販間費のような経費を他社に比して大幅に削減することが利益を生む秘訣だということも、あたりまえっちゃ、あたりまえですが、なかなかできているところは少ないというおはなしでした。
 その後、ぼくから、未払い残業代をはなしました。
 法規制を踏まえての対策・・ということで、それなりの準備をしたつもりでしたが、うまく伝わったかどうか・・・?

 きょうの開催場所は東大阪の三喜製作所さんでして、六角穴加工 で有名な会社だそうです。
文字どおり、どんなものにも六角で穴をあける技術はそうそうはない・・・ということで、車の後部に 六角穴加工 と書いたところ、信号待ちしてるときに名刺下さいとかの問合せがくるんだとか(写真の車)。

 おどろきはなんといっても、お父さんです(写真)。
 八三歳で現役。ばりばり仕事されていました。
 息子で社長である 三宅喜夫さん によれば、仕事してないと調子が悪いんだとか。
 やさしそうで、おだやかで、しっかり仕事をなさるお父さんはすばらしいし、その後を継ぐ三宅さんもすばらしいです。

 ぼくも、きょうの報告を機に、しっかりやっていきたいです。
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