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2011年08月24日(水)更新
定義すること、論証すること・・・management を例として
みなさま、こんにちは。
社労士 の 西村介延 です。
先日、「もしドラ」 のおはなしのおり、 「真摯さ」 についてのおはなしを書きました。
たくさんの方に読んで頂いたようで、ちょっと驚いております。
原守男さん からはコメントも頂戴しました。
ありがとうございます!
そのおり 真意は悩んだり、困ったときは必ず 原典 に当たってください、ということなんですけど・・・と書きました。
つまり、原典がいうことば (たとえば、真摯さ)の定義やそのことばを、なぜ・どういう文脈で使うかの論証をつかまないと、本来の意味とはことなる ・ あるいは ズレた使い方をされ、誤解を生むかもしれない…と思うからです。
ぼく自身、「真摯さ」 もさりながら、management (マネジメント) ということば自体で悩んだ(?)ことがありました。
「マネジメント」 上巻 の 5ページに、こんな記述があります。
マネジメントという言葉は難しいことばである。
完全なアメリカ英語であって、イギリス英語を含めいかなる外国語にも翻訳できない。
ぼくにはこの意味が分かりませんでした。
アメリカとイギリスが異なる文化を持つ国であることはわかる。
でも、おなじ語源の母語を持つ国なので、 management は management なんじゃないの?
しょもないことではありますが、わからないので、国永秀男さん(日本人で最後のドラッカーさんの愛弟子、ドラッカー塾講師) にメールで問い合わせました。
お答えによると・・・(大要)。
management について、日本人は 「経営管理」 的なイメージが強いように感じます。
同じように、他の国ではそれぞれとらえ方が違うのではないでしょうか。
特に ドラッカーさん がいう 「マネジメント」 ということばの中にある意味合いは、エターナル版でも3分冊になるくらいの内容が含まれていますので。
ちなみに、ドラッカーさんが マネジメントとはについて、その内容を整理して書かれている個所があります。
「チェンジリーダーの条件」 p17~20になります。
つまり、そもそも management なることば自体、多義的で、一義的には決まらない。
まして ドラッカーさんが使う意味でのmanagement も、3冊でも足りないくらい大きな内容を含んでいる・・・だから、ドラッカーさんは 「難しいことば」 だといったのでしょうね。
で、なにがいいたいかというと・・・。
ドラッカーさんの使っていることばは、タイトル の management からして、多義的であり、自分はこういう意味あいを持たせていると断っておかないと、誤った使い方をされるし、極端なことをいえばまったく本人の真意を逆の意味でつかわれることさえ、ないわけではない…と思います。
ドラッカーさんは文明論・体制論から、企業の内部管理まで、幅広い分野に関心を持たれ、論評されたた方です。
ですので、たいがいのことは、ドラッカーさんが言ってましたといえば、論証抜きで、みなさん、納得されます。
ほんとうはそんなこと、言ってない・・・ようなことでも、です。
極端な例・・・。
大阪・なんばの・・・っていうお店のたこやき(お好み焼き)、おいしいらしいよ。
へ~~、だれがいってたん?
ドラッカーさんがおいしいって、「マネジメント」に書いてた・・・。
んなあほな!
そうですね。
でも、これに似たことが起こりうるんです!
これが、こわいんです。
だから、ことば を使うときは どういう意味で使うという 定義、そしてそのことばを使う理由・根拠 を 論証して、読む人・聞く人を納得させることが必要なように思います。
もっとも、偉そうに言ってるぼく自身、そのあやまちを犯してるかもしれないですが・・・。
だから、こわい。
ちょっと理屈っぽかったけど・・・。
かんにんね。
社労士 の 西村介延 です。
先日、「もしドラ」 のおはなしのおり、 「真摯さ」 についてのおはなしを書きました。
たくさんの方に読んで頂いたようで、ちょっと驚いております。
原守男さん からはコメントも頂戴しました。
ありがとうございます!
そのおり 真意は悩んだり、困ったときは必ず 原典 に当たってください、ということなんですけど・・・と書きました。
つまり、原典がいうことば (たとえば、真摯さ)の定義やそのことばを、なぜ・どういう文脈で使うかの論証をつかまないと、本来の意味とはことなる ・ あるいは ズレた使い方をされ、誤解を生むかもしれない…と思うからです。
ぼく自身、「真摯さ」 もさりながら、management (マネジメント) ということば自体で悩んだ(?)ことがありました。
「マネジメント」 上巻 の 5ページに、こんな記述があります。
マネジメントという言葉は難しいことばである。
完全なアメリカ英語であって、イギリス英語を含めいかなる外国語にも翻訳できない。
ぼくにはこの意味が分かりませんでした。
アメリカとイギリスが異なる文化を持つ国であることはわかる。
でも、おなじ語源の母語を持つ国なので、 management は management なんじゃないの?
しょもないことではありますが、わからないので、国永秀男さん(日本人で最後のドラッカーさんの愛弟子、ドラッカー塾講師) にメールで問い合わせました。
お答えによると・・・(大要)。
management について、日本人は 「経営管理」 的なイメージが強いように感じます。
同じように、他の国ではそれぞれとらえ方が違うのではないでしょうか。
特に ドラッカーさん がいう 「マネジメント」 ということばの中にある意味合いは、エターナル版でも3分冊になるくらいの内容が含まれていますので。
ちなみに、ドラッカーさんが マネジメントとはについて、その内容を整理して書かれている個所があります。
「チェンジリーダーの条件」 p17~20になります。
つまり、そもそも management なることば自体、多義的で、一義的には決まらない。
まして ドラッカーさんが使う意味でのmanagement も、3冊でも足りないくらい大きな内容を含んでいる・・・だから、ドラッカーさんは 「難しいことば」 だといったのでしょうね。
で、なにがいいたいかというと・・・。
ドラッカーさんの使っていることばは、タイトル の management からして、多義的であり、自分はこういう意味あいを持たせていると断っておかないと、誤った使い方をされるし、極端なことをいえばまったく本人の真意を逆の意味でつかわれることさえ、ないわけではない…と思います。
ドラッカーさんは文明論・体制論から、企業の内部管理まで、幅広い分野に関心を持たれ、論評されたた方です。
ですので、たいがいのことは、ドラッカーさんが言ってましたといえば、論証抜きで、みなさん、納得されます。
ほんとうはそんなこと、言ってない・・・ようなことでも、です。
極端な例・・・。
大阪・なんばの・・・っていうお店のたこやき(お好み焼き)、おいしいらしいよ。
へ~~、だれがいってたん?
ドラッカーさんがおいしいって、「マネジメント」に書いてた・・・。
んなあほな!
そうですね。
でも、これに似たことが起こりうるんです!
これが、こわいんです。
だから、ことば を使うときは どういう意味で使うという 定義、そしてそのことばを使う理由・根拠 を 論証して、読む人・聞く人を納得させることが必要なように思います。
もっとも、偉そうに言ってるぼく自身、そのあやまちを犯してるかもしれないですが・・・。
だから、こわい。
ちょっと理屈っぽかったけど・・・。
かんにんね。
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