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2012年04月19日(木)更新

笑っていても目にはいっぱいの涙、心洗われる想いのモーツァルト・ピアノ協奏曲

 みなさま、こんにちは。
 熱血漢社労士 西村介延 です。

 久しぶりに、モーツァルトさんの ピアノ協奏曲 聴きました。
 内田光子さんのピアノで・・・。

 20番と21番は ピアノ協奏曲全集盤・・・ジェフリー・テイトさんの指揮によるもの。
 23番と24番は 内田光子さんの弾き振り(ピアノと指揮)で、昨年グラミー賞を頂いた演奏です。 

 モーツァルトさんの音楽って、癒し系だとかいわれますけど・・・。
 ファンのみなさんは、 モーツァルトさんの音楽って。
 顔いっぱいに笑っているけれど、目にはなみだがいっぱいたまっている なんて、いわれます。 
 
 20番と24番が短調の曲です。
 20番について、コメディを見に来た客にいきなり悲劇を見せてるようなもんだ・・・というひとも、います。
 でも、20番は 「男はつらいよ」 でも使われてましたし、テレビでもドラマやCMでよく流れます。
 日本人の好みに合うのでしょうか?

 内田光子さんは、調律の仕方からして変えて、18世紀の古典調律を参考にしているといいます。
 冒頭の一音からして、他を圧する演奏だというのが、一般的な見方ですね。

 ぼくも一度だけ、テレビで25番の演奏を見ましたが、座って演奏なんかしてませんからね!
 立って、鍵盤の周りを走り回ってる??みたいな印象です。

 対して、24番はモーツァルティアンを自称する人も、きらう人が多いですね。

 たしかに、冒頭からしておどろおどろしい。不気味・・・。
 いったい何が始まるんだろう??・・・どこへ連れて行かれるんだろう??みたいな。
 ふつうの精神状態のときに聴いてても、おもわず涙が出てくるみたいな、そんな音楽です。
 人間の情緒をかき乱すように設計された音楽・・・。
 第2楽章の演奏を聴いて、涙しない人・・・は、熱血漢社労士  的には、人間的に信用したくない みたいな感じです。

 しかし、ベートーベンも影響を受けたというだけあって、第3楽章なんぞ、雄大な交響曲風でして。
 第2楽章までとはうって変わった生きる勇気に満ちた曲です。
 この曲が 「フィガロの結婚」 と同時期に書かれたこと、なんとなくわかる気がする展開になってます。

 内田光子さんの演奏、指揮もピアノも、すばらしい。
 おどろおどろしさ、満点で、妖怪人間でも・げげげの鬼太郎でも・怪物くんでも、なんでも来い!!みたいな演奏です。

 ただ、ザンデルリンクの引退記念公演を聴いてしまってます。
 これは、観客も、ピアノの内田光子さんも(おそらくオーケストラも)、みんな泣きながら演奏してた・・・と観客の一人だった人が言ってるくらいでして。
 CDで聴いてても、その雰囲気伝わります。
 おそらく24番のベストだとおもいます。

 内田さんもこの演奏を意識して、この演奏を超える演奏を!!とおもって、弾き振りしたんじゃないかな?とおもいます。

 21番は第2楽章がジュンク堂で立ち読みとかしてるときによくかかるBGMっす。
 みなさん、ああ、あの曲ね。と納得されるポピュラーな曲です。

 23番の第2楽章は日本人好みなのか。
 歌詞がついて、薬師丸ひろ子さんはじめ、多くの歌手のアルバムにはいってます。
 「花のささやき」
 
でも、ド演歌 というほうが、合ってるし、日本人好みの理由としても、うなづけそうな気がします。
 第2楽章の最終部分なんか、カンペキ 日本人好みのド演歌っすよ。

 たとえて言えば・・・。
 いとしい人・恋しい人に会いたい…会えない。
 そんな切ない想い、あらわしてる気がしますけどね・・・。
 青春の・あるいはもっとおとなの せつない恋・・・。 
 そんな心情のときに聴くと、思わず涙があふれる・・・みたいな。
 内田光子さんの演奏はそれにしては、勢いありすぎかも。

 きいてみて、あらためて、そうおもいました。

 久々にモーツァルトさんの音楽にふれて、いい音楽聴いたなあ・・・としみじみ思いまして。
 久々にモーツァルトさんの音楽について、書いてみました。
 
 もしよろしければ、みなさまもどうぞ。
 内田光子さんの弾き振り、おすすめです。
 こころが洗われる・・・ということがこんなもんか、というおもい、味わえます。

 なお、23番で、切ない想いってどんなもんか?味わいたい方。
 カーゾンとクーベリックの演奏をどうぞ。
 おとなの演奏、練達の棋士がなにもかもわかって、打ち合ってる・・・そんな演奏だという評、あります。
 悲しみ・せつなさ、満載っすよ。
 まちがいなく、泣けます。

 
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