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2011年10月20日(木)更新
ビジネス(マネジメント)の書として読む 「ウィーンフィル 音と響きの秘密」
みなさま、こんにちは。
社労士の 西村介延 です。
月曜日の例会座長のお役目の疲れも抜けないまま、きのうは 早朝勉強会 に参加しました。
ここでもたびたび登場して頂いている メンタル税理士 の 飯田真弓さん が発表されました。
先月の発表の予定が台風で今月にずれてしまったわけで・・・。
心理テストによる深層心理の分析 という実習によるお話で、参加者は眠さも忘れて、聴き入っておりました。
関心のある方は、飯田さんのホームページをどうぞ。
http://utsu-camo.com
さて、先週、ここで 「選ばれる人になる34の習慣」(ダイヤモンド社)を紹介しましたところ、たくさんの方に見て頂きまして、どうもありがとうございました。
この本で、「量稽古」 として紹介されている10000時間の研究が、クラシック音楽の世界でも妥当していて、文字通り、「忘れられることなく認め続けられるために」、不断の研究・研鑽が必要だとされていると、このブログでも書きました。
そのことを書いていたのが、音響メーカー・ケンウッドの元取締役・中野雄(たけし)さん の 「ウィーンフィル 音と響きの秘密」です。
音響メーカーの役員さんの書いた本だけに、クラシック音楽の世界の話題でありながら、ビジネスにも役立つ内容になっています。
ウィーンフィル も組織です。
しかも演奏というものの性質上、ひと が重要な構成要素になっています。
人の技量・人の感性・人と人の協働による演奏・・・。
「ひとを動かす」マネジメント力が問われています。
そういう意味で、マネジメントの書 という読み方ができる本だと思って、読んでいます。
ぼくの好みではない指揮者ですが…と断っておきますが。
カラヤンさん のはなし を2つ紹介しますね。
カラヤンさんが指揮して演奏しているとき、奏者がちょっとしたミスをする・指揮者の指示とは異なる演奏をしてしまう・・・人間なのでままあることでしょうね。
そんなとき、ふつうは演奏を止めて、「nichts!」(ダメダメ!)とかいうんでしょうね。
カラヤンさんは違いました。
少し指揮棒の振りが小さくなって、とおくからはみえにくくなってしまいます。
「あれ、どうしたのかな?」 とおもう。
間違えたひとは はっと気づく。
間違いに気づいているぞ!というサインは出すが、表だってその奏者のプライドを傷つけない。
中野さんは、「みごとな人心管理術だ」といいます。
もうひとつは、いまとは反対に、独奏部分で奏者がみごとな演奏をしたとき。
かりにカラヤンさんの指示や曲想とは異なっても、これを否定しない。
たとえ本番・ライブのときでも、曲をいまの奏者の演奏に合わせて変えてしまう・・・というのです。
中野さんは、こういっています。
聞かせどころが来れば、プレーヤーは張り切る。それが予想以上にうまくいったとき、カラヤンのような大指揮者がそのことを認めて音楽づくりまで変えてくれた・・・本人はもとより一緒に弾いている楽員たちにもそれが判る。・・・皆の前で社長から肩をたたかれた幹部社員の心境に比すべきであろうか。…経営者としても国際的大企業の社長が務まる器量の持ち主だ。
いかがでしょうか?
カラヤンさんはアンチの人が多く、「空やん」などといわれました。
しかし音楽に対する感性やマネジメント力では、ひとをはるかにしのぐものを持っていたことが分ります。
先日ここで紹介した 小澤征爾さん も、ぼくも含めその音楽には否定的な人も多いです。
でも、そのリズムであるよりよい音楽のために勉強すること・努力すること はそれだけで人を感動させるものがあります。
「ウィーンフィル 音と響きの秘密」 クラシック音楽なんて知らんわ!!というかたも、マネジメントの一例として読まれると、意外な一面が見tれて、おもしろいですよ。
社労士の 西村介延 です。
月曜日の例会座長のお役目の疲れも抜けないまま、きのうは 早朝勉強会 に参加しました。
ここでもたびたび登場して頂いている メンタル税理士 の 飯田真弓さん が発表されました。
先月の発表の予定が台風で今月にずれてしまったわけで・・・。
心理テストによる深層心理の分析 という実習によるお話で、参加者は眠さも忘れて、聴き入っておりました。
関心のある方は、飯田さんのホームページをどうぞ。
http://utsu-camo.com
さて、先週、ここで 「選ばれる人になる34の習慣」(ダイヤモンド社)を紹介しましたところ、たくさんの方に見て頂きまして、どうもありがとうございました。
この本で、「量稽古」 として紹介されている10000時間の研究が、クラシック音楽の世界でも妥当していて、文字通り、「忘れられることなく認め続けられるために」、不断の研究・研鑽が必要だとされていると、このブログでも書きました。
そのことを書いていたのが、音響メーカー・ケンウッドの元取締役・中野雄(たけし)さん の 「ウィーンフィル 音と響きの秘密」です。
音響メーカーの役員さんの書いた本だけに、クラシック音楽の世界の話題でありながら、ビジネスにも役立つ内容になっています。
ウィーンフィル も組織です。
しかも演奏というものの性質上、ひと が重要な構成要素になっています。
人の技量・人の感性・人と人の協働による演奏・・・。
「ひとを動かす」マネジメント力が問われています。
そういう意味で、マネジメントの書 という読み方ができる本だと思って、読んでいます。
ぼくの好みではない指揮者ですが…と断っておきますが。
カラヤンさん のはなし を2つ紹介しますね。
カラヤンさんが指揮して演奏しているとき、奏者がちょっとしたミスをする・指揮者の指示とは異なる演奏をしてしまう・・・人間なのでままあることでしょうね。
そんなとき、ふつうは演奏を止めて、「nichts!」(ダメダメ!)とかいうんでしょうね。
カラヤンさんは違いました。
少し指揮棒の振りが小さくなって、とおくからはみえにくくなってしまいます。
「あれ、どうしたのかな?」 とおもう。
間違えたひとは はっと気づく。
間違いに気づいているぞ!というサインは出すが、表だってその奏者のプライドを傷つけない。
中野さんは、「みごとな人心管理術だ」といいます。
もうひとつは、いまとは反対に、独奏部分で奏者がみごとな演奏をしたとき。
かりにカラヤンさんの指示や曲想とは異なっても、これを否定しない。
たとえ本番・ライブのときでも、曲をいまの奏者の演奏に合わせて変えてしまう・・・というのです。
中野さんは、こういっています。
聞かせどころが来れば、プレーヤーは張り切る。それが予想以上にうまくいったとき、カラヤンのような大指揮者がそのことを認めて音楽づくりまで変えてくれた・・・本人はもとより一緒に弾いている楽員たちにもそれが判る。・・・皆の前で社長から肩をたたかれた幹部社員の心境に比すべきであろうか。…経営者としても国際的大企業の社長が務まる器量の持ち主だ。
いかがでしょうか?
カラヤンさんはアンチの人が多く、「空やん」などといわれました。
しかし音楽に対する感性やマネジメント力では、ひとをはるかにしのぐものを持っていたことが分ります。
先日ここで紹介した 小澤征爾さん も、ぼくも含めその音楽には否定的な人も多いです。
でも、そのリズムであるよりよい音楽のために勉強すること・努力すること はそれだけで人を感動させるものがあります。
「ウィーンフィル 音と響きの秘密」 クラシック音楽なんて知らんわ!!というかたも、マネジメントの一例として読まれると、意外な一面が見tれて、おもしろいですよ。
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