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2011年10月06日(木)更新
ワークライフ・マネジメント・・・佐々木常夫さんの本を再読して
みなさま、こんにちは。
社労士の 西村介延 です。
来週、原守男さんの経営塾・原塾で未払い残業代のおはなしをさせていただきます。
何をどう話せば、いま事業主さんが悩んだり不安に思っていることに、直截にお答えできるのか??考えております。
いろいろの法規制を見て対策を…と思いつつも、やっぱり最後は 佐々木常夫さん の本かなあ?などと考えてます。
未払い残業代を問題にさせないいちばんの方法は・・・?
そうですね、残業しなくてすむことです。
そんなことができるくらいなら、だれも苦労しない??
まあそうでしょうね、でも会社一忙しい部署を定時で帰すことをしたひとが、この佐々木常夫さんです。
佐々木常夫さん。
東レの経営研究所・特別顧問です。
6月に東京有楽町で、お話を伺い、めっちゃ感動しました。
で、本をその場で5冊全部衝動買いして(特別価格でお得・・・)、帰りの新幹線では泣けて泣けて・・・、というお話は、いまは昔、6月にこのブログでも書きましたが・・・。
ご長男が自閉症で、奥さんも病気がちで自殺未遂を何度も繰り返すので、自分で家事一切を行う必要上、定時に帰らないといけない・・・、自分だけではなくて自分の統括する課全体が定時に帰るようにする。そのためには仕事を効率化し、会社一忙しい部署でありながら、定時には帰れるようになったと。

その佐々木常夫さんが書いておられるのが、ワークライフ・マネジメントです。
現状のまま、ワークとライフが予定調和的に、というか自然に バランス などするわけはないのだ。
バランスさせようとすれば、そこにいる人間が マネジメント して、意識的にバランスさせるしかないのだ。
上の右側の本、「働く君に贈る25の言葉」 の見開きには、「 仕事も家族も大切に 」 と書いて頂きました。
この本には、次のような記述があります。
日本の長時間労働は、単に惰性でダラダラ働いているだけというケースが大半です。本当は「家族」や「趣味」も大事にしたいと思ているのに、仕事だけで疲れ果ててしまっている。これは悲劇ですよ。・・・
だから・・・自分にとって大切なものを見極めて、そのために仕事をコントロールする意思を固めて下さい。その意思さえしっかりしていれば、仕事を効率化するノウハウなどいくらでもあります(47-48ページ)。
大企業と中小企業では違う、という意見もありましょうし、佐々木さんは幸運だったのだという反論もあるかもしれません。
社労士風情に何が分るか?寝言は寝ていえ!!とのお叱りもごもっともですが・・・。
しかし、ここで佐々木常夫さんが展開している考え方・・・マネジメントの発想はとても大事です。
ここでいう マネジメント とは?
普通に言う労務管理ではなく、ドラッカーさんがいう マネジメント の発想です。
つまり、それぞれの持ち場で 「成果」をあげること・・・ですね。
佐々木さんのことばで言えば、なにが一番大事なのか?を見極めて、一番大事なものの実現のために、2番・3番をどう抑制するか、 ことの軽重を知る ということ、でしょう。
佐々木さんはことの軽重をつけ(すぎ?)たがために、手抜きの佐々木の異名をとったとか(94ー96ページ)。
未払い残業代問題は、労使ともに大きな課題です。
まず法規制とその趣旨を押えることが大事なのは、いうまでもありません。
しかし、部下・社員の家族・趣味・健康をまもるために、経営者・管理職が、残業や休日出勤をあたりまえとする発想をやめ、定時に帰すという発想、そのために マネジメントする ということも大事です。
先月の大阪同友会の役員研修できいたところでは、報告者の会社では社員は7時には家に帰って家族で晩御飯が食べられるようにしてる・・・とか。
やればできる。
佐々木常夫さんが優秀だとか、大企業だから・・・ではなさそうですよ。
下の写真は、佐々木さんの他の本。
「ビッグツリー」は佐々木さんのご家族のことを書いた本で、「それでもなお、人を愛しなさい」は佐々木さんが解説を書いてます。
この本だけは、「25の言葉」で引用されているのを見て、あとでジュンク堂で買いました。
でもつくづく思うけど、この本の帯を見ると、神田昌典さん、この本推薦してるのよね~。
こういうセンスって、やはり一流のマーケッターには必要なのでしょうね。だからファンなんですけど。


社労士の 西村介延 です。
来週、原守男さんの経営塾・原塾で未払い残業代のおはなしをさせていただきます。
何をどう話せば、いま事業主さんが悩んだり不安に思っていることに、直截にお答えできるのか??考えております。
いろいろの法規制を見て対策を…と思いつつも、やっぱり最後は 佐々木常夫さん の本かなあ?などと考えてます。
未払い残業代を問題にさせないいちばんの方法は・・・?
そうですね、残業しなくてすむことです。
そんなことができるくらいなら、だれも苦労しない??
まあそうでしょうね、でも会社一忙しい部署を定時で帰すことをしたひとが、この佐々木常夫さんです。
佐々木常夫さん。
東レの経営研究所・特別顧問です。
6月に東京有楽町で、お話を伺い、めっちゃ感動しました。
で、本をその場で5冊全部衝動買いして(特別価格でお得・・・)、帰りの新幹線では泣けて泣けて・・・、というお話は、いまは昔、6月にこのブログでも書きましたが・・・。
ご長男が自閉症で、奥さんも病気がちで自殺未遂を何度も繰り返すので、自分で家事一切を行う必要上、定時に帰らないといけない・・・、自分だけではなくて自分の統括する課全体が定時に帰るようにする。そのためには仕事を効率化し、会社一忙しい部署でありながら、定時には帰れるようになったと。

その佐々木常夫さんが書いておられるのが、ワークライフ・マネジメントです。
現状のまま、ワークとライフが予定調和的に、というか自然に バランス などするわけはないのだ。
バランスさせようとすれば、そこにいる人間が マネジメント して、意識的にバランスさせるしかないのだ。
上の右側の本、「働く君に贈る25の言葉」 の見開きには、「 仕事も家族も大切に 」 と書いて頂きました。
この本には、次のような記述があります。
日本の長時間労働は、単に惰性でダラダラ働いているだけというケースが大半です。本当は「家族」や「趣味」も大事にしたいと思ているのに、仕事だけで疲れ果ててしまっている。これは悲劇ですよ。・・・
だから・・・自分にとって大切なものを見極めて、そのために仕事をコントロールする意思を固めて下さい。その意思さえしっかりしていれば、仕事を効率化するノウハウなどいくらでもあります(47-48ページ)。
大企業と中小企業では違う、という意見もありましょうし、佐々木さんは幸運だったのだという反論もあるかもしれません。
社労士風情に何が分るか?寝言は寝ていえ!!とのお叱りもごもっともですが・・・。
しかし、ここで佐々木常夫さんが展開している考え方・・・マネジメントの発想はとても大事です。
ここでいう マネジメント とは?
普通に言う労務管理ではなく、ドラッカーさんがいう マネジメント の発想です。
つまり、それぞれの持ち場で 「成果」をあげること・・・ですね。
佐々木さんのことばで言えば、なにが一番大事なのか?を見極めて、一番大事なものの実現のために、2番・3番をどう抑制するか、 ことの軽重を知る ということ、でしょう。
佐々木さんはことの軽重をつけ(すぎ?)たがために、手抜きの佐々木の異名をとったとか(94ー96ページ)。
未払い残業代問題は、労使ともに大きな課題です。
まず法規制とその趣旨を押えることが大事なのは、いうまでもありません。
しかし、部下・社員の家族・趣味・健康をまもるために、経営者・管理職が、残業や休日出勤をあたりまえとする発想をやめ、定時に帰すという発想、そのために マネジメントする ということも大事です。
先月の大阪同友会の役員研修できいたところでは、報告者の会社では社員は7時には家に帰って家族で晩御飯が食べられるようにしてる・・・とか。
やればできる。
佐々木常夫さんが優秀だとか、大企業だから・・・ではなさそうですよ。
下の写真は、佐々木さんの他の本。
「ビッグツリー」は佐々木さんのご家族のことを書いた本で、「それでもなお、人を愛しなさい」は佐々木さんが解説を書いてます。
この本だけは、「25の言葉」で引用されているのを見て、あとでジュンク堂で買いました。
でもつくづく思うけど、この本の帯を見ると、神田昌典さん、この本推薦してるのよね~。
こういうセンスって、やはり一流のマーケッターには必要なのでしょうね。だからファンなんですけど。


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