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2011年03月18日(金)更新

平常心是道

 こんにちは。

 社労士の 西村介延 です。

 大地震からちょうど一週間が経ちました。
 今回の地震に関してとても気になっていることがあります。

 終日・どのチャンネルをつけても地震ばかり、というのは、やりすぎだったように思います。
 普段通りならば当然ニュースで取り上げられるべきものが取り上げられず、反対に地震関連でも、流れている映像が今現在の映像なのか、少し前のものか、脈絡なしに、というかチャンネルを変えたばかりだと分らないことも多かったです。
 
 たしかに今回の地震は大規模だったし、原発問題も絡んでいるので、情報を瞬時に流す必要があったのかもしれないです。
 こんなときにドラマ??バラエティ??不謹慎じゃない??みたいな批判は避けたかったのかもしれません。しかし、それってかつての「非国民」のレッテルと同じじゃないの??

 こんなときこそ、平常心が必要なのだと思います。

 情報が必要なのは、そのとき即時に対応する必要があるからです。
それなら、通常番組の中でテロップを流す・画面の下や右で常時地震情報を流すなどの手立てもあり得るはずだと思うのです。
 それで情報は必要なときに瞬時に流れます。
 それで対応できない重大事態なら、改めて番組を組めばいい。

 今回のようにずっとどこを見ても地震関連だと、それとは逆に本当に必要な情報が必要な人に伝わらないかもしれません。
 被災された方たちが欲しているのは、親戚や兄弟の安否であったり、支援物資の到着やライフラインの回復の情報だと思いますが、それらの情報が適切に提供されたとは思えません。
 テレビの「洪水のような」地震番組にあきて、ラジオで癒し系の音楽を聴くという選択をされた方も多いと聞きます。

 また、容易に情報操作されてしまう危険性だってないわけではありません。「大本営発表」という名の一方的で反対を許さない「情報」で翻弄されたのはいつのことでしたっけ?
 
 こんな非常時にこそ、「平常心」、つまりいつもと同じように、おちついて考え、動くことが必要だと思っています。
 それが、「道」すなわち物事の道理にかなうのではないか、と思います。
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