大きくする 標準 小さくする

2011年03月09日(水)更新

ドラッカーさん、こんにちは。

 こんにちは。

 社労士の 西村介延 です。

 昨日、ドラッカーさんについてのセミナーに行ってきました。

 大阪・中之島であったのですが、京阪電車の中之島線が開通してから、
ずいぶんあのあたりの風景が変わったように思えました。
 ちょっと早く行き過ぎて、会場の周囲を歩いていると旧知の方にも
お会いできるかな、とか思いつつ、ぶらぶら歩いての感想です。

 さてセミナーですが、講師の方が日本人としてはドラッカーさんの謦咳に
接することができた最後の方ということもあり、具体例をあげてその思想を
分りやすく伝えてくれました。

 たとえばメンタルヘルスでセミナー(事業)を企画したとします。
 その事業の使命はメンタル不調の増加の現状をとらえた上で、その撲滅を図ることです。その使命を自覚するごとに,自分で
わくわくできることが必要だと言います。

 たとえばこの実践によって、今の職場の不調者や休職者を回復させることができる、本人さんも奥さんも喜ぶだろうし子供さんだってきっと喜ぶよ、その顔を早く見たい!!  
 この想いでわくわくしない人は、メンタルヘルスなど口にしないほうがいいのでは???
 そしてその思いとそのための方法を参加者に伝えたい、持って帰ってもらって、実践してもらいたいと思う。
 参加者も持って帰って早く実践してみようとと思う。

 それが事業の目的になるのでしょう。

 そうした思いや伝えたいことが参加者たる顧客にも伝わって、双方が思いを共有できたら、そこに求める価値の一致が生じて、宣伝なんかしなくても、
  評判が口コミで広がって、このセミナーはいつも満員!!

 こんな感じではないでしょうか。

 一般に考えられているような、小難しい議論ではないし、顧客満足で   売り上げ倍増!みたいなアンチョコでもないのだと思います。

 事業の本道をおさえることで、顧客も自分も栄える
みたいなことがドラッカーさんの言いたかったことかな、と思いました。

 あくまでも素人のラフなスケッチであって、ファンの方からは異論もあるかとは思います。これまでドラッカーさんの著作をかじりつつ、その全体像を
つかみたいと思っていたぼくの印象です。 

 もちろん、いままた「イノベーションと企業家精神」を読んでいます。

 
 
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