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2011年04月01日(金)更新

もともとそこには道はない・・・歩く人が多ければ・・・。

 こんにちは。
 社労士の 西村介延 です。

 いよいよ4月ですね。
 新しいことがいっぱい始まります。
 このブログもあたらしくなったし。
 ぼくも、4月からいくつか、あたらしい世界に入っていくことになりました。

 そんなときに思い出すのが、社労士を開業したときに浮かんだ 魯迅さん のことばです。

    もともとそこには道はない。歩く人が多ければそこが道になるのだ。

 「故郷」の最後の1節です。
 中学校か高校で習って、覚えていらっしゃるかたもおられると思います。
 これがぼくの、開業時のいわば 「初心」 です。
 
 それがなんで4月と関係あるねん?? と思われるでしょうか??

 ぼくたちも経営者のみんさんも、独立して営業するのですから、人と同じことをしていても、独自性が出せません。
 人とちがう独自性・オリジナリティが必要です。
 そしてその独自性が「市場」・・・外の世界で受け入れられることことが必要です。 
 このへんのことは、ドラッカーさんの本を読むと、うるさいくらいにいわれています。

 そのためには、既存の「道」を通っていてはいけないわけで、独自の道・・・外の世界・市場に受け入れられる「道」を自分で作ることが必要になります。
 「道」のないところを歩き、失敗してもくじけないで、外の世界・・市場に受け入れられるサービスを追求することが必要なのだと、開業したときに思ったのでした。
 歩く人が少なければ、自分が何回でも歩いて、「道」をつくる。そしてだれでも歩けるようにして、外の世界のひとたちに なるほど!!と思って頂ける自分の道・・サービスをつくること。

 そんなことを、開業したときに思ったのでした。

 これからあたらしい世界にふみこんでいくにあたって、あらためてこの「初心」・・・魯迅さんのことばを胸に刻むぼくなのでした。

 追記   
 たぶん魯迅さんは、当時の封建的な中国社会に絶望し、個人が大切にされる近代的な中国をつくりたいとおもわれたのでしょう。
 そしていまはまだ、その新しい近代的な中国をつくる力は十分には成熟していないけれど、たくさんの人の思いや力があつまれば、いずれはかならず、そこに個人が大切にされる近代中国への 「道」 ができると思われたのだと思います。
(いまの日本だって、そうだと思いますけど・・・。)
 そのいみでは、魯迅さんが本来、この言葉に込められた想いとはすこしちがうのかもしれないです。
 しかし、まあ、個人的にいつも新しいことに向かうときに、ぼくはこの言葉を思い出すので・・・。
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