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2012年05月19日(土)更新

大阪同友会 中央ブロック3支部 幹事 合同研修会 参加して来ました

 みなさま、こんにちは。
 熱血漢社労士 西村介延 です。

 いま、おとなりの 大阪同友会事務局で 中央ブロック(中央北・中央南・西 各支部) 合同の幹事研修 受けてきました。
 13時から18時15分まで。

 堂上代表理事のおはなしが大変参考になりました。

 というのも、幹事がつかれるのはなぜかというと?
 同友会の幹事の仕事を、それとしてだけ、とらえるからであって、
 幹事の経験と自社の経営と分断されて、せっかくの幹事としての経験や学びが自社に活かせてない・・
という指摘に感動したから。

 たしかに、グループ討論ひとつとっても、
このスキルがあれば、自社での会議でも効率的に、みなの意見引き出し集約できるという実感があります。
 
 また、せっかく作った経営指針を実践してない企業が多い。
 実践しても1~2年では成果は出ない・・・まして飾っておくだけではおはなしにならない・・・と。

 経営指針なんて、漢方薬であって、じっくりゆっくり でも、実践しないことには効果でない・・・。
 というのは、藤田田さんも指摘してますし、原塾に参加してる企業家さんもいってます。

 また、ここでも紹介した 企業変革支援プログラム step1/step2など、
いい会社にするためのツールはいっぱいあるのに・・・。
 役員の会社でも活用できてない・・・。

 「いい会社」であるためには、同友会の実践から生まれたツールを使い尽くすことが必要なんだと。
 使い尽くすべく日々学ぶ・実践することが、「いい経営者」 であるためには、必要なのだ・・・。

 しかしなにより、心に響いたのが、同友会は組織経営を目指す人の集まり だ との指摘です。

 偉そうにいっても、ひとりでこちょこちょやってるようでは、経営課題など見えるはずもなく。
 ひとを雇って、ひとの人生に責任をもててこそ、一人前の経営者だという指摘です。

 経営理念でいうところの 人間性 です。
 ちなみに、あと2つは?
 科学性 と 社会性 です。
 3つ揃って、はじめていっちょ前の経営理念だといいます。

 ひとを生かす経営・人間尊重の経営・・・というけれど。
 自分だけでやってて、それを骨身にしみることは難しい・・・。
 だって、 ここでいう 「ひと」って、従業員・労働者なんであって。
その人たちの人生に責任を持てて初めて、「ひとを生かす」・「人間尊重」の経営なんで・・・。
 
 おもしろかったのは、グループ討論ですね。
 はじめに、今年度 どのように企業づくり・地域づくりを行うか、3支部混合でテーブルごとに討論したあと。

 支部ごとで集まって、支部の強みと弱みを書き出し(SWOT分析・・・指針セミナーの方針コースでやります)ました。

 わが中央北支部では、
 弱みとして。
 女性会員が少なかったり男前がいない?などのほか、
 経験豊かな人が多い割にその知恵を活かしきれてないとか、
 幹事活動を通じて自社経営がよくなっていないとか、の弱みがでました。

 ユダヤ5000年の公理として、女と口!といわれるくらいですから、女性が少ないのは問題だ!!
と、熱血漢社労士はいいました。
 別段、女性経営者全国交流会の実行委員だから・・・というわけではありません。
 実際、いまの経済を支えてるのは、消費でもビジネスでも、女性でしょう。
 
 強みでは、新しいことに抵抗感がない・文化系人間が多く武闘派が少ないなど。
 
 その後、各支部の強みと弱みを、もう一度グループ討論で検討し、
 ブロック全体での連帯! オール中央の魅力を出していこう!!
ということになりました。

 13時から18時過ぎまで、長丁場ではありましたが、まったく疲れなかったのが不思議なくらい。
 オール中央での連帯とグループ討論の民主性、そして各自の自主性 
という同友会の考え方の魅力が出た研修だったからでしょうかね。
(自主・民主・連帯 を逆からいうと、若干の抵抗感があるけれど・・・) 

 熱血漢社労士も、組織経営できる事務所を目指して、顔晴るぞ!!と決意したのであります。

 

2012年05月19日(土)更新

石川達三 「金環蝕」 ・・・「金環日蝕」の日にこそ、どうぞ??

 みなさま、こんにちは。
 熱血漢社労士 西村介延 です。

 ふだんの多忙のなかに、ちょっとした安らぎ、欲しいですね。
 熱血漢社労士 も、毎日が忙しく過ぎる中、ちょっとアタマ休めたいかも・・・。

 5月21日 月曜日 は 「金環日蝕」 だそうで・・・。
 自然の冥利にちょっと気がやすまりますよね。

 太平洋の沿岸地域で見れるんですね。
 関西では282年ぶり。
 大阪では、朝の6時17分から8時54分まで 見れるそうですね。

 それで、思い出すのが、なんといっても。

 石川達三 「金環蝕」 (新潮社・岩波書店 映画:大映 山本薩夫監督)

 金環蝕 とは。
 ご存知のとおり、太陽と地球のあいだに月が重なって、太陽の光が周辺部だけ見える現象です。
 外側は栄光に光輝いて見えるが、内側はまっ黒に腐っている・・・。
 石川さんは、そんなイメージを、政界のきたなさになぞられています。

 1964年の政権与党総裁選挙が発端だった・・・と、佐高信さんが岩波現代文庫の解説に書いてます。

 映画にもなったので、ご存知の方も多いと思います。
 ついこのあいだも、テレビで放送してました。
 映画冒頭、この金環日蝕の映像が出ます。

 そのむかし、九頭竜川のダム建設に絡んで、ごっつい不正があったそうです。
 そうです・・・というのは、事件がほとんど表面に出なかったために、ほんとのところがわからないから。

 石川さんの前に、梶山季之さんが 「大統領の殺し屋」(光文社文庫)で、同じテーマを追及されました。
 登場人物の名前で実在の人物をすぐ連想できるので、笑えるのですが。
 作品としてのできは、「金環蝕」がかなり上です。

 不正を追及する国会の爆弾男・・・三国連太郎さんが実にうまく演じてました。
 三国さんの決算委員会での質問だけでも、この映画を見る価値、あります。
 すけべで、利にさとくて、カネですぐに寝返る・・・。
 いわゆる マッチポンプ。
 モデルのT・S議員もこんなだったのだろうか?

 そして、その追及をかわそうとする官房長官を仲代達也さん・・・池田内閣の官房長官 K・Y氏がモデルらしい。
 爆弾男とくんで、なにやらたくらむ宇野重吉の悪徳金融業者と高橋悦史の業界記者。
 爆弾男にカネを握らせ海外視察で追及を逃れようとする与党幹事長。 
 のちに首相になり、日本列島改造をぶちあげたT・K がモデルだと、すぐにわかる。
 そのように中谷一郎さんが演じてました。
 
 政権政党の党首選で資金提供を建設業者に依頼して。
 結局はその資金源を、九頭竜川のダム建設費からまわそうと企んだ・・・。

 ダム建設を主管するお役所の 次期総裁争いもからんで・・・。
 事件に関係した山本學さんの秘書官が事故死したり、高橋悦史さんの業界記者が殺害されたり・・・。
 ぶっそうな事件ではあります。

 ぶっそうで、ややっこしいが、妙に印象に残るおはなしではあります。 

 映画で、金融業者の宇野重吉が爆弾男にいいます。
 俺たちが活躍した混乱期が終わって、俺たちの時代が終わろうとしてるのかもな。
 そんな戦後日本の時代が変わろうとしてたころの、けったいなおはなしです。
 
 金環日蝕、そうはありませんし、「金環蝕」も名作ですし。
 石川達三さんの作品を読みだしたのも、「金環蝕」が始まりでしたし。
 ぜひぜひ、紹介したかった次第です。

 
 
 
 
 
 
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