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2011年11月30日(水)更新

佐々木常夫さんが、政府の自殺対策特命チームのメンバーに

 みなさま、こんにちは。
 社労士の 西村介延 です。

 きのう19時ごろ、なにげにテレビのチャンネルを回しておりました。
 すると、佐々木常夫さん のお顔が映っておりました。
 オッ!と思って、見ておりましたら、佐々木常夫さんが政府の自殺対策特命チームのメンバーになったということでした。

 奥様の3度にわたる自殺未遂のことがあって、選ばられたのだと思います。

 佐々木さんはインタビューに答えて、働く人だけではない、家族までもが巻き込まれているのだ・・・といってました。
 先日ここでも紹介した新刊書の中の主張とおなじです。

 これから 自殺対策基本大綱の見直に向けて検討していくそうです。

 ということを、師匠の 森本貴代さんにメールしましたら、朝日放送の6時のニュースで、「夫源病」やってましたよ~~、と教えて頂きました。
 ぼくもみました。
 家事一切を今までまかせっきりにしてた夫が、定年退職後、あれやれこれやれ!で、妻に負担をかけることから、妻が病気になるって。
 在職中の夫婦のコミュニケーション・信頼感の問題が、退職で一気に浮上したのでしょうね、というおはなしを、メールでやりとりしとりました。
 
 大阪大学の石蔵教授の著書だそうです。
 石蔵先生の本、11月新刊で、好評らしいですよ。

2011年11月29日(火)更新

いよいよ、「就業規則のポイント」セミナー 間近です。12月8日です。

 みなさま、こんにちは。
 社労士の 西村介延 です。
 ちなみに、 「介延」 と書いて、ゆきのぶ と読みます。
 未熟児でしたので、かすかにでも(介)、いのちが延びますように(延)という願いが込められているそうです。
 出典は 「老子」 だそうです。
 そんな願いをよそに、身体だけは大きくなり、態度はもっと大きくなったのですが・・・。 
 
 さて、12月8日・・・といえば太平洋戦争の開戦の日ですが・・・。
 その12月8日、木曜日、ぼくもひとつ、たたかいの火ぶたを切ることになりました。

 天満橋 の エル大阪 南館 で、就業規則のポイントセミナー を行います。
 といっても、大阪府総合労働部 の主催なのですが。
 15時30分から17時まで、90分です。

 教科書的なことをしゃべっても、「そんなこと知っとるわい!!寝言は寝ていえ!!!」 といわれそうなので、そのあたりはさらっと流して
もっとホットな課題…例えば、メンタルヘルスでの休職や復職 や 業務用で支給されているスマートフォンの私的利用を巡る問題などを話そうかと思っています。
 というおはなしを、きのう、総合労働部のかたとさせていただいて、了解していただけました。

 年末のいっそがしときに!!といわず、おこしくださいまっせ~~。

 お申込みはこちらからどうぞ。
 http://www.pref.osaka.jp/sogorodo/shokai.html
 

2011年11月28日(月)更新

志を想う!佐々木常夫さんの新刊書 「これからのリーダーに贈る17の言葉」  

 みなさま、こんにちは。
 社労士の 西村介延 です。

 おととい、きのう、と、東京で社労士営業の泊まり込み勉強会に参加しました。
 沖縄・北海道、静岡、さらには福島からも受講者が来ておりまして、活気のある勉強会でした。
 その初めに撮影した動画は、きのうこのブログでもアップしました。
 となりにいたハローワーク勤務の女性からは、明るくて滑舌もよく、いい雰囲気ですよ、という評価を頂きましたが(ほめすぎ??)。
 ご覧になった方、いかがでしたでしょうか?
 これらの成果をきょう以降、営業活動に活かしていこうと思っています。

 さて、その帰り道、品川駅構内の書店で、佐々木常夫さんの新刊書を見つけました。
 「これからのリーダーに贈る17の言葉」
 佐々木常夫さん・・・については、このブログでもしょっちゅう話題にしておりますが。
 長男が自閉症、奥様は病気を患い、うつにもなり、自殺未遂・・・のなかで、家事一切を行うため、忙しい部署にもかかわらず、部署全体の定時帰社を実現した方です。
 ワークライフマネジメント・・・ワークとライフを意識的にマネジメントしようという考え方をされ、実践されて来られました。

 その方の新刊書・・・すぐに買ってしまい、新幹線のなかで読み、名古屋に到着するまでに読んでしまいました。
 前回佐々木さんの講演を東京で聞いたときも、帰りの新幹線車内で、「働く君に贈る25の言葉」を読んで、かっこ悪いくらい涙が出ましたが、今回はむしろ、身の引き締まる思いでした。

 リーダーは周りからリーダーと認められることが必要で、そのためには、みずから志を持ち、その志のために献身すること、その姿に周囲が共感することが必要だと述べています。
 リーダーシップの核心は志であり、生き方なのだ、と。

 特徴的なのは、リーダーの典型例として挙げられている2人の経営者が、ともに障がい者雇用を志とされた方だということです。
 一人は日本理化学工業の大山社長さん。
 たまたま試みで採用した障がい者が懸命に働くので、社員がみな、正規採用にしてくれという。
 彼らはなぜ、周囲の人が文字通り 驚く ほどに働くのだろうか?
 その理由をさぐるうち、人間の最大の幸せが働くことにあると気づいたそうです。
 そして数字を理解できない知的障がい者のために、色で数値を識別できるシステムを導入するなど、障がい者が働きやすい職場をつくることが志なのだと。
 導かれるように生きてきた・・・といいます。
 
 もうひとりはヤマト運輸の小倉昌男さん。
 小倉さんも、福祉財団をつくって、障がい者に働く場を提供してきた方です。
 働くことはつらい、つらいなかにこそ喜びがある、はじめから保護がありきでは、その喜びを奪うのだ・・・。
 そういう小倉さんには、結核で5年間、働けなかった過去があります。
 その働きたくても働けなかった自分と、いまの障がい者の雇用状況がだぶる・・・。
 小倉さんもまた、志に生きたひと・・リーダーなのだと思います。
 そしてお二方とも、その志が多くの人に共感されて、真のリーダーたりえているのだ…と指摘されています。

 そして、障がい者というけれど、人間、何らかの形で不備・病気を持って生きているのではないだろうか??
 日本国民の3分の1の人がなんらかの障害・病気その他の厳しい現実で生きているのではなかろうか??と問題提起されます。
 しかし日本社会は健常者を前提に作られているところに問題があるのではないだろうか?
 佐々木さんや家族の方のことをみてもそうですし、メンタルを病んでいる不調者にしても本来は健康で表面上は健康に問題のなかった方がたがほとんどだと思われます。

 そんなお二人の経営者を紹介しつつ、自分自身の志を持ち、自分のリーダーとなり、周囲の共感を得ること…これこそ真のリーダーなのだと主張されます。
 息子さんや奥さんのことでご苦労されたからこそ、書ける内容でしょう。
 
 ぼくもきのうのセミナーの成果をもとに、自らの志に忠実に、自らのリーダーとして、奮闘したいと思いました。
 身の引き締まる一冊の本です。
 
 てことで。
 ホームページはこちら。

 http://www.legalassist-sr.com

 メールマガジンはこちらからどうぞ。

 http://www.mag2.com/m/0001397371.html

2011年11月26日(土)更新

社労士さん、ついに動画で登場です。ご覧くださいませ!

みなさま、こんにちは。
社労士の 西村介延 です。
いつも当ブログをご覧いただきまして、ありがとうございます。

ただ今、東京で社労士の営業について研修中です。
研修の一環で、動画撮影をしました。
どうぞご覧下さいませ。

2011年11月23日(水)更新

メンタルヘルス・ゼミに参加。抑うつ状態の社員対応について事例を検討しました。

 みなさま、こんにちは。
 社労士の 西村介延 です。

 きのう、年内最後のメンタルヘルス・ゼミがありました。

 テーマは 「抑うつ状態」 になった社員への対応を事例形式で検討するというものです。

 新卒から8年たって新しいプロジェクトを任されますが、ひとと一緒に仕事はしたくないタイプで・・・。
 しかも一緒に仕事をする協力会社の社員は仕事ができて人望も厚い・・・。
 なんとなく孤立感を深めて遅刻したり休みがちになり、医師の診断書を出します。
 休職するほどではないが業務軽減が必要だと書いてありました。
 で、会社は業務軽減として、プロジェクトから外した・・・、以後資格の勉強をしたり休んでは旅行したりの毎日・・・。

 テーマは、「抑うつ状態」の原因はなんだったのか?
     「プロジェクトを外す対応」が業務軽減策としてよかったのだろうか?会社にとって、同僚にとって、会社にとって、どうだったのか?
     「自分が会社の立場なら」、どういう対応をしただろうか 
 の3つが、アドバイザーの産業医から出されました。
 加えて、主治医の診断書をもとにしているが、会社の産業医、または会社指定医の見解はどうだったのか、業務軽減というけれど、会社の現場を知らない主治医の意見だけで判断可能か?そもそも主治医の診断書がそんなに重い判断材料になるのか?といったことが議論されました。

 労務士会の勉強会が重なったり風邪でダウンしたり、仕事がつまっていて・・・などなどで、参加者は少なかったですが、その分深い議論ができたように思えました。

 ぼくはこの日の議論から、2つのことを思いました。

 ひとつは「メンタルヘルスマネジメント検定 一種 公式テキスト」に出てた事例です。
 工場で責任者を任された人が職人気質で、ひとと共同したくない・・・できれば責任者を外して欲しい・・・でも言い出せない。
 そこで・・・診断書を書いてもらって休職するが、旅行したり釣りをしたり・・・という状態が続き、責任者を解任されます。
 とたん、元気になってハツラツと出勤してきている・・・という事例でした。

 この事例とは、休職の有無という違いこそありますが。
 ①新しい職務に適合しないことが原因でダウン、またはダウンを装っていること、②主治医の診断書が重要な判断要素になっていること、の2点で共通すると思いました。

 で、医師の診断書なのですが、やはり主治医の診断書だと、どうしても患者の側に立ちがちです。
 医師に悪意はなくても、現に自分の目の前で病状を訴え、苦しんでいる患者に対して厳しい評価はできないのが人情というものです。

 だからこそ、休職だの復職だのの人事上の重要な判断にあたっては、産業医や会社指定医の診断と意見が求められるのでしょう。

 ふたつめ。その傍証になるかどうかわからないですが、刑事裁判に関してこんな条文があります(要点のみ抜き書き)。
 刑事訴訟規則184条2項、被告人が召喚されて出頭できないときの診断書について、内容が疑わしいときは医師を召喚して医師としての適格性や内容を訊問しなければならない・・・。
 同規則185条・・・故意の虚偽記載があったときその他の不相当行為があったときは、裁判所が大臣や医師団体に適当な処置ができるように通知する・・・というものです。
 さらに刑法にも、私人作成の文書で内容が虚偽のものが罰せられるものが唯一、医師による公務所提出用の虚偽診断書作成です。

 これらの条文を根拠に、裁判上、医師 または 医師の診断者が信頼されていない・・・という弁護士もいます。
 だって、医師としての適格性まで見るんですよ、医学を専門にしない裁判官が。
 まあ、実際に使われることはない条文なのでしょうが、削除されずに残っていることから、まだ生きているともいえます。

 で、そんな診断書一通だけでは重要な人事上の措置は取れないし、やはり会社指定医や産業医の意見も十分考慮することが必要かな?と思いますが・・・。

 そんなこんなで議論が深まり、いろいろ個人的な思索もありつつ、年内最後のゼミが終わりました。
 「よいお年を」と言って別れました。
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