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2011年08月30日(火)更新

大阪同友会 オンリーワン研究会 9月例会に参加しました

 みんさま、こんにちは。
 社労士の 西村介延 です。

 きのう、大阪同友会オンリーワン研究会 に参加しました。
 場所は母校・龍谷大学の梅田キャンパスです。
 報告は 有限会社 ガリュー・プラネット の 中村好孝さんでした。
 中村さんは、先日の 経営指針確立成文化セミナー (方針コース) で サブリーダー として参加され、ぼくも指導して頂きました。
というか、ぼくが2月に初めて中央南支部の例会に参加したときに、お会いして名刺を頂いたときから、存じています。
 真摯で温厚、自分の生き方とセンスに自信をお持ちだという印象を持っています。
  ガリュー が 我流 に由来するというところに、中村さんのオリジナリティというか、自信のほどをうかがい知ることができそうです

 知名度を上げる・皆さんにガリュー・プラネットを知ってもらうためには、自分のブランド・商品価値を一番理解してくれるお客様に買ってもらう・・・のが、最も効果的な方法であるということ、売るのではなく選ばれるということ・・・が、いまのぼくには、もっとも参考になりました。
 味が出せるからこそ、選ばれるのだ…とも言っておられました。
 これは先日の どんどん成長する会社を創る勉強会 で学んだことそのものだと思いました。

 ただ、ぼくなんかが素人考えで思うことですが、帽子って、それ単体で選ばれるものだろうか・・・?という素朴な疑問はあります。
 やはりファッションとして帽子をみると、服・上着・ズボンなどとのコーディネートで帽子も選ばれるようには思います。
 その意味では、帽子単体というよりも、服・上着の販売とタイアップしたらどうかな??という感想は持ちましたが・・・。

 印象的ということでは、原守男さんが締め括りで言われた言葉も参考になりました。
   安売りや無理売りはしない。
   一点にしぼる
   ぶれない

 これらの中村さんや原さんのおことばは、ぼくもこれからの事業で参考にしたいと思いました。

 あすは、原守男さん主宰の勉強会・原塾 です。
 たくさんのことを吸収して来たいと思っています。

2011年08月28日(日)更新

どんどん成長する会社づくりの勉強会 (第2回 ターゲッティング) 参加しました。

 みなさま、こんにちは。
 社労士の 西村介延 です。

 このあいだ、セントウエル印刷 の 中井利夫さん主宰 の どんどん成長する会社づくりの勉強会の 2回目 に参加しました。
 前回は USP の考え方を学びました・・・と、このブログにも書きました。
 パソコンのUSBメモリのお仲間かと思ってたら大違いで・・・。
 自分の得意な・売りにしたい・勝負をかけたい・・・分野を見つけ出して、そこに経営資源を集中するという手法だというおはなしでした。 
 資金も能力も限りのある中で、他と違う独自のものをもつことが、事業繁栄のコツなのだ・・・と。

 ずっとUSPについて考えながら、ホームページの原稿も書いておりました。
 そして、メンタルヘルスの師匠にチェックしていただきましたら、構成も内容も素晴らしいという評価をいただきましたので、制作にかかっていただくことになっております。

 さて、今回はこの USP を前提にして、攻める対象をしぼる (ターゲッティング) について研究しました。
 いかにすばらしいものを作っても、対象を誤ってはうまくいきません。
 年齢・男女・地域など、いくつかのくくりで対象を区分けして、絞り込んでいくことが重要であるというおはなしでした。

 興味深かったのは中井さんの体験で、お父さんが現役でいらしたころ、一緒に車に乗っていて、周囲にいっぱい会社があるのに、自社に発注してくれないのはなぜだろう??とつぶやかれた・・・というおはなしでした。
 中井さんが今振り返っておもうには、 いっぱいある会社を相手にするのではなくて、発注担当者の年齢や性別・生活スタイルなどをこちらが選別するのだと。
そして、こういう人なら発注してくれそうだし、きっとそれだけの権限もも与えられているだろう・・・という人の目がむきそうな広告宣伝を行うのだ、と。
 いまならそういう人向けのホームページを作る・・・ということをおっしゃっておられました。

 この指摘はぼくにとっても参考になりました。
 社労士のなかには、効率的に儲ければいい・儲けさせてくれればなんでもする・対象をしぼるなんて!・・・というひともいます。
 ぼくも、その商魂がうらやましいと思うこともあります。
 でも、そういうことができる人もいないではないにしても、西村さんにそれができないのであれば、考えても詮無いことでしょう・自分や自分の得意分野(USP)を理解してくれる少数のひとを見つけることが先決ですよ・・と、このあいだ中井さんに指摘されたばかりです。
 今回はぼくが指摘して頂いた・まさにそのことをテーマにしたような感じでした。

 こうしたおはなしのあと、例によって参加者が自分のターゲットをどこに絞るか??の実習をやりました。
 みなさん、日ごろからいろいろ考えていらっしゃるのでしょうけど、いざ書き出して見ろといわれると、なかなか出ないもので・・・。
表現が抽象的なままであったり、他のことを考えて絞り込めなかったり・・・とむつかしいです。
 また、自分のことは分らなくても、ひとのことはよく見えるので・・・批評・意見がめっちゃ厳しかったりして・・・。

 こちらの勉強会は定員いっぱいですが、少し遅れてスタートするほうの勉強会はまだ定員に達していなかったはずです。
 9月8日、18時30分から。
 下のホームページでは、赤色で表記されています。
 マーケティングやターゲティングでお悩みの方、中井さんのホームページで日程を確認の上、お申し込みください。
 おもしろい発見があるとおもいますよ。

 http://www.sbmr.org

2011年08月26日(金)更新

断・捨・離・・・原さんのブログのおかげです。

 みなさま、こんにちは。
 社労士の 西村介延 です。

 きのう、大阪同友会 中央北支部の例会に出席しました。
 テーブルごとの討論の進行役(グループ長)をやらせていただきました。
 これで2回目なんですけど・・・。
 うまくやれるか、めっちゃ不安でした。

 テーマは 「経営者としてどのような決断をされてきましたか?」 。
 その討論のなかで参加者の方から、撤収・廃棄というのも、経営者の決断です・・・という発言がありました。
 これにはみなさん、けっこう関心を示されました。
 売れ残りの商品・人気に陰りの出た商品・趣味嗜好が別のものに移りかけている商品・・・これらをどう扱うか??いつも考えてます・・・という意見も出ました。

 グループ長としてはうまく舵を切っていかないと、だんだん苦労話というか、経営者の決断というテーマからずれる気がしまして・・・。
 そこで思い出したのが、原さんのブログです。

          断・捨・離
 
 これは、なにも個人や会社の整理整頓だけのはなしではないでしょう。
 ドラッカーさんのいう 体系的廃棄 とは、事業分野での 断・捨・離 ではなかったか・・。
 そうすると、経営者の決断 にはいつも 断・捨・離 がつきまとっていませんか?

 それから、このあいだ中之島支部の例会の討論で参加者のかたが発言されたことを思い出しまして・・・。
 進むか、退くか。
 その決断を、可能性とみるか、コスト(リスク)とみるか?
 経営者の決断は、いつも可能性とコストの バランスというか 賭け のようなものではないですか?

 そのように運んで、何とか無事、討論をおえられました。
 
 2回目でまったく自信がなかったですが、ベテラン会員さんが適切にフォローしてくださり、なんとか形になった次第です。
 また、原さんにはブログをとおして助けて頂きました。
 断・捨・離 のおかげでうまく討論をしめくくれたとおもいます。
 ありがとうございます。

2011年08月25日(木)更新

被災地に支援に行って、過労死とは・・・。むごいはなしです。

 みなさま、こんにちは。
 社労士の 西村介延 です。

 きょうの朝刊、見ましたか?
 え、シンスケのはなしかって??
 ノーノー!!

 被災地へ支援に行った公務員の方が、顔晴りすぎて、過労死したそうです。
 なんともむごいはなしです。
 被災地で苦労している人を見て、一生懸命支援なさったんでしょうに・・・。
 それで過労死するなんて・・・。

 とてもやりきれない思いです。
 公務災害を認定してもらっても、帰ってこないんですよ!

 ちなみに。
 シンスケを擁護する発言も多いとききますが、いかに才能があろうとも、反社会的勢力に加担することは許せないことですよ。
 ぼく個人としては、あの目つきの悪さがきらいでしたけど・・・。

 テレビでも、芸能界と暗い部分がつながっている・・・という一般論のはなしとは違う!との発言もきかれました。
 同感です。

 地デジ移行で、テレビの体質が変わってくれたんならうれしいんですけどね。
 

2011年08月24日(水)更新

定義すること、論証すること・・・management を例として

 みなさま、こんにちは。
 社労士 の 西村介延 です。

 先日、「もしドラ」 のおはなしのおり、 「真摯さ」 についてのおはなしを書きました。
 たくさんの方に読んで頂いたようで、ちょっと驚いております。
 原守男さん からはコメントも頂戴しました。
 ありがとうございます!

 そのおり 真意は悩んだり、困ったときは必ず 原典 に当たってください、ということなんですけど・・・と書きました。
 つまり、原典がいうことば (たとえば、真摯さ)の定義やそのことばを、なぜ・どういう文脈で使うかの論証をつかまないと、本来の意味とはことなる ・ あるいは ズレた使い方をされ、誤解を生むかもしれない…と思うからです。
 
 ぼく自身、「真摯さ」 もさりながら、management (マネジメント) ということば自体で悩んだ(?)ことがありました。
 「マネジメント」 上巻 の 5ページに、こんな記述があります。

   マネジメントという言葉は難しいことばである。
   完全なアメリカ英語であって、イギリス英語を含めいかなる外国語にも翻訳できない。

 ぼくにはこの意味が分かりませんでした。
 アメリカとイギリスが異なる文化を持つ国であることはわかる。
でも、おなじ語源の母語を持つ国なので、 management は management なんじゃないの?

 しょもないことではありますが、わからないので、国永秀男さん(日本人で最後のドラッカーさんの愛弟子、ドラッカー塾講師) にメールで問い合わせました。
 お答えによると・・・(大要)。

 management について、日本人は 「経営管理」 的なイメージが強いように感じます。
 同じように、他の国ではそれぞれとらえ方が違うのではないでしょうか。
 特に ドラッカーさん がいう 「マネジメント」 ということばの中にある意味合いは、エターナル版でも3分冊になるくらいの内容が含まれていますので。
 ちなみに、ドラッカーさんが マネジメントとはについて、その内容を整理して書かれている個所があります。
 「チェンジリーダーの条件」 p17~20になります。

 つまり、そもそも management  なることば自体、多義的で、一義的には決まらない。
まして ドラッカーさんが使う意味でのmanagement も、3冊でも足りないくらい大きな内容を含んでいる・・・だから、ドラッカーさんは 「難しいことば」 だといったのでしょうね。

 で、なにがいいたいかというと・・・。
 ドラッカーさんの使っていることばは、タイトル の management  からして、多義的であり、自分はこういう意味あいを持たせていると断っておかないと、誤った使い方をされるし、極端なことをいえばまったく本人の真意を逆の意味でつかわれることさえ、ないわけではない…と思います。
 ドラッカーさんは文明論・体制論から、企業の内部管理まで、幅広い分野に関心を持たれ、論評されたた方です。
ですので、たいがいのことは、ドラッカーさんが言ってましたといえば、論証抜きで、みなさん、納得されます。
ほんとうはそんなこと、言ってない・・・ようなことでも、です。
 極端な例・・・。
   大阪・なんばの・・・っていうお店のたこやき(お好み焼き)、おいしいらしいよ。
   へ~~、だれがいってたん?
   ドラッカーさんがおいしいって、「マネジメント」に書いてた・・・。
 んなあほな!
 そうですね。
 でも、これに似たことが起こりうるんです!  

 これが、こわいんです。
 だから、ことば を使うときは どういう意味で使うという 定義、そしてそのことばを使う理由・根拠 を 論証して、読む人・聞く人を納得させることが必要なように思います。
 もっとも、偉そうに言ってるぼく自身、そのあやまちを犯してるかもしれないですが・・・。
 だから、こわい。

 ちょっと理屈っぽかったけど・・・。
 かんにんね。 

2011年08月21日(日)更新

「 ビジネスに役立つ 個性心理學(動物キャラナビ) 」 おもしろいですよ!

 みなさま、こんにちは。
 社労士の 西村介延 です。

 暑さが少し遠のいたと思ったら、今度は雨ばっか・・・。
 快適な秋はまだ遠いのでしょうか?

 きょうは、快適な 「読書の秋」に先駆けて、本を一冊紹介しますね。
 紹介します とエラそうに言いますが、ほんとのところ、ぼくも先週紹介されたンですけど・・・。

 先週、大阪同友会・中央北支部の9月の支部例会リハーサルに参加しまして。
 報告者は長年保険サービス会社を経営されて同友会歴も20ン年という女性経営者です。
 女性部会でむしろ活躍されていらっしゃるとか・・・。

 その方の報告を聴いて、成功のキーワードは 楽しい・笑い・感謝 ではないかと思いました。
 いい人と出会って、いいところを吸収する・・・ということも指摘されていました・・・。
 やさしくて上品で、とてもお若くて…、魅力的です。
 関心のある方は、中央北支部の 9月の例会におこしください・・・ではなくて、本のはなしですね。

 このように大変おもしろいお話を聴かせていただいたあと、雑談のときに、この本の話になりまして・・・。
    コミュニケーションの取り方で人間関係が広くも深くもなる・・・しかし人間すべて違う個性を持っているので、そのちがうところを意識していかないと、うまくいくものも行かなくなるのでは??
 ということで、自分と相手の個性を見抜く知恵を伝授しましょう・・・という本らしいです。
 その見分け方は生年月で個性を60分類して、それを動物におきかえると・・・。

 ちなみにぼくは・・・⑲で「放浪の狼」・・・あたらしいことが好きな冒険家だとか。人とちがう独自性を出していたいので、変わってるとかいわれるとうれしいんだとか・・・。
 当ってるかな? 
 事務所案内を見たひとは、労務士らしくない・・・っていいますからね!
 今年の運気(リズム)は 学習だとか・・・うーん?たしかにあっちこっちで勉強さしてもらってます。この日も、いい勉強になりましたよ。 
 嫁は・・・①「長距離ランナーのチータ」・・・夢とロマンを求めるさびしがりや・・・。
 
 なんだか占いみたいだけど・・・、そうじゃない、れっきとした心理学だと。
 ただ相手を知り自分をしるために、分析のツールとして、生年月日時刻なども使うのだといってます。

 「個性心理學」 の 學 の字が旧の漢字になってるところも ミソ かもね。

 人間は 人のあいだ と書きます。
 人のあいだ でこそ、ひとはしあわせをつかむことができます。
 そのための一ツールとして、お役に立つかもしれませんね。
 だって、暦年の事業家が実践しての結果もふまえてるんですから。

 え?
 そのひとと著者が、たまたま60分類で相性がよかっただけでしょうって?
 そうかもしれませんね。
 でも、ひとがいいというものは、いっぺんはやってみるのも悪くないですよ。
 次に会うときに、はなしのネタにはなるでしょう?
 それでコミュニケーションが成り立てば、あなたと相性が合うってことなんじゃないですか。

 まあ、かわいい動物たちをながめてるだけでも、けっこうな いやし になったりして・・・。



2011年08月20日(土)更新

「過失事故」、多いですね。遺族としては、「過失」じゃ終わらないんですけど。

 みなさま、こんにちは。
 社労士の 西村介延 です。

 きょうは個人的感想のおはなしです。
 
 ニュースを見てると、 「過失」 による事故が多いですね。
 人が死んだり行方不明になってるのが 川下り の 舟が転覆した事故ですし、明石海峡では大きな船が岸壁に衝突した事故がありました。
 明石海峡の衝突事故では操舵していたひとが眠ってたっていってます。
 人が寝てても大丈夫なくらい、安全な場所かというと、そんなことはないそうですよ。
 常に船が行き来しているし、浅瀬もあれば橋その他の工作物もあったりして、けっこう危ないところのようです。

 いつも通ってるから・・・とか、いま何も障害物がないんで・・・とかで、油断するのかもしれないですね。
 社労士的には、過重労働だとか、深夜業務で睡眠不足だとか、経験の浅い人を指導者もつけずに勤務させたとか・・・も考えられますけど、それは加害者の内部の責任分担のおはなしで、起きた結果とは一応は別のおはなしです。
 だって、そんな状況だからといって、被害者が不法に自分の権利・利益を侵害されるいわれはないので・・・。

 「過失」 というのは、一般には、特定の職業・地位にあるものが通常はたすべき注意義務を特定し、その特定された注意義務を怠ること、といわれています。
 船舶や自動車の操縦(操舵)・運転をするなら、最低限度、前方を注視して、左右にも配慮しつつ、速度や進む方向を調整すること、緊急事態にも的確に対応できること・・・がその注意義務に含まれていると思います。

 裁判で最高裁判所まで争われた事案でちょっとおもしろい(?興味・関心をひかれるという意味ですよ)ものに、こんなものがあります。
 自動車に夫婦が乗っていて、御主人が運転し、奥さんが助手席でした。
 奥さんが助手席から外へ出ようとドアを開けたときに、後ろから走ってきたバイクにドアが接触してバイクが転倒、運転していた人が傷害を負ったという事件です。
 この事件の裁判で、ご主人に過失があるとされました。

 ドアを開けたのは奥さんですし、夫婦とはいえ人格は別ですので、本来はご主人が過失責任を問われる筋合いではないのかも・・・?。

 とはいうものの。
 運転者が自分で後方からくる車輛・人の安全を確認して、助手席を含むドアの開閉をすることが、注意義務の内容とされました。
 奥さんがドアをあけるときに、「ばん、と開けるな」と、注意したそうですが、それだけでは注意義務を尽くしていないのですね。

 人命にかかわる 業務 に従事するものには、それくらいに広範な注意義務が求められているのですね。
 
 明石海峡の事故ではさいわいにも、ひとに危害を及ぼすことはありませんでした。

 しかし、おなじ居眠りで運転をしていた(本人は居眠りではないと強弁していたが)学生に、弟は殺されました。
 クラブ活動をした後、徹夜でゲームをしてボーリングをして、朝方に牛どんを食べて、帰る途中に居眠りをしてたそうです。
 公判で検察がいうには、途中何回もガードレールにぶつかりそうになってたとか。 
    眠たかったらそのときに運転を休止して、ファミレスやコンビニで休めたでしょう?
    運転者の注意義務としてそこまでは求められている・・・。
 検察はそのように主張しました。
 同感です。
 親に一刻も早く車を返したかった・早く家に帰って午前中の講義に出たかった…なんて、関係ないってことです。
 だって、事故を起こしてしまって、どちらも実現できなかったんですしね。

 運転 「免許」 は講学上、 許可 とされ、だれでも本来はできるものを、公益上(ここでは安全ですね)禁止し、特定の場合に禁止を解除するするものだといわれています。
 移動は憲法でも保障された権利・自由ですので誰でもできます。
 でも、機械を使って高速で走行するものに乗るときは、自分にも他者にも危害を及ぼす恐れがあるので、運転免許を持つ人にだけ乗ることを許すのですね。
 だから、原付と4輪車で取得できる年齢にも違いがありますよね。精神の成熟性の違いを考慮したものだと思います。
 そうした性質の運転免許を持つものとして、重い注意義務を負っているということ、その責任を考えていないのですよ、「過失」事故を起こしても反省しない人たちは・・・。

 人を殺して平然としている加害者への、遺族からのやりきれないおもいです。
 
 

2011年08月18日(木)更新

「もしドラ」 アニメ、見られましたか~~? ちょっと感想を・・・。

 みなさま、こんにちは。
 暑いですが、お元気ですか?
 社労士の 西村介延 です。

 先日の 「 もしドラ 」 アニメ、見られましたか??
 ぼくのブログにも多くの方が訪問して頂きました。
 どうもありがとうございます!

 さて、「もしドラ」 アニメはドラッカーさんの世界そのものではない・・・ということを、あえて申し上げておきました。
  まあ、あたりまえのことではありますが。

 番組を見て、思ったのですが・・・。

 主人公の みなみ さんが、ドラッカーさんの 「真摯さ」 というマネジャーの資質に心を打たれるシーンがありますね。
 でも、ドラッカーさんがいう 「真摯さ」 って何なのでしょうか?
 アニメの中では明確な定義というか、こういう意味で使っているというような解説はなかったとおもいます。
 原作の 「もしドラ」 にもなかったと記憶します。
 原作を読んでいて、 「ここでいう 「真摯さ」 ってなにかな?」と、ちょっとストレスになったおぼえがあるので・・・。

  (ちょっと補足します。「もしドラ」原作には16~19ページに「真摯さ」のお話があって、たしかに18ページに「真摯さ」の定義も引用  されています。
  しかし「マネジメント」全体の脈絡と関係なく特定の項目だけを抜き出しているので、わかりづらいのです。
  やはり直接原典にあたってね!という考え方はかわりません。補足でした。)
 
 みなみさんは、野球部で補欠選手にあまんじながら懸命に練習に励む選手に、「真摯さ」を見いだしました。
 ここでいう 「真摯さ」 とは、目の前の課題にひたすら取り組むこと、結果として補欠であっても、好きだから一生懸命やるということ・・・を指しているのでしょう。
 翻訳者の上田さんも監修したうえで制作しているのだろうし、日本語の通常の意味での 「真摯さ」 とも合致はしていると思います。

 でもこのストーリーにとって、「真摯さ」 というキーワードはとても重要です。
 おまけに、「真摯さ」 という言葉はとても多義的です。
 明確にアニメのなかででも定義しておく必要があると思っています。

 「マネジメント」のなかで、「真摯さ」に触れている個所があります。
 「真摯さ」 が欠如するものを、そこから拾うと・・・。

   人の強みよりも弱みに目がいくもの、ひとの得意なところに目が向かないもの
   何が正しいかよりも誰が正しいかに関心を持つもの
   自らの仕事に高い基準を設定しないもの  (中 109~110p)

 とあります。

 みなみさんが感動した選手は、3番目の意味で、「真摯さ」 を持つ選手だということになるのでしょうね。
 では?あとの意味での語義はどうなんだろうか?
 
 だからどうやねん? それがどうしてん? といわれても困るのですが・・・。
  たしかにアニメとして・小説として完結しておれば、それはそれでいいのですが・・。
 なんだか細かい点で、いちゃもん つけてるみたいな気もするんですけど・・・。

 そうじゃなくて・・・。
 こうしたことだけでも、 ん? と思ったら、実際にドラッカーさんの生の声を聴いてみることが必要だと思った次第です。

 そんなこと、考えたことないですか?

2011年08月17日(水)更新

暑い夏の日はこの曲で! 納涼! 納涼!!(その4 ピアノ協奏曲20番ほか)

 みなさま、こんにちは。
 社労士の 西村介延 です。

 暑い夏の一日、いかがお過ごしですか?
 ちょっと気分を変えたい・・・というときに、こんな曲はいかがでしょう?
 モーツァルトさんの ピアノ協奏曲など・・・。
 ぼくは15番・17番のあとは、20番以下しか聴かないのですが・・・。

 突然ですが・・・。
 きのう、みなさん、「もしドラ」、見はりましたよね?
 で、そのあとは?
 ぼくは 「チームバチスタの挑戦3」、見てます。

 そのなかで、厚生労働省の白鳥さんが、犯行現場の録音のなかに、ピアノ協奏曲20番の第一楽章が録音されている・・・といって録音を聴かせる場面が出てきます。
 この曲のなかで、有線でもよく流れているのがのが、第2楽章です。
 「男はつらいよ」 で、大原麗子さんがマドンナをされた作品があります。
 そのときに、3枚目の教師が大原さんに告白するところで、この第2楽章が使われてました。
 実のらない恋のつらさと悲しさ・・・にぴったりの哀愁あふれる旋律です。

 もうひとつ、有線放送でよく聴くのが、21番の第2楽章です。
 あまりにも有名なので、ああ、あの曲!!とわかります。
 ロマンチックで美しく、悲しみもにじませた旋律・・・。
 「短くも美しく燃え」 という映画の主題曲にもなったとか・・・。

 推薦盤は、内田光子さん(写真上 右) と アニー・フィッシャーさん(上 左)。
 
 内田さんは弾き振りでグラミー賞とりましたし(下 右)、イギリスの爵位も贈られました。
 なんともいえない技術もさりながら、ピアノの調律法に魅力の秘密がある・・・といわれています。
 ライブを見たことがありますが、座ってませんわ。
 立ち上がってピアノの周りを飛び回ってるっていう印象・・・。

 ちなみに、そんな内田さんの極め付けが、ザンデルリンクの引退記念公演での、24番(下 左)でしょう。
 内田さんも弾きながら泣き、聴衆も涙、涙・・・という熱演・・・がCDを通しても伝わります。
 モーツァルトのピアノ協奏曲でももっとも暗い(冒頭のおどろおどろしい音だけでいやになる人もいるかも)・・・ので、ファンもきらってるくらいです。
 そんな曲を、割とクラめの曲を得意とする2人が演奏し、しかも泣きながら・・・でも意外と暗くなっていない・・・ほとんどベートーベン!!
  24番がベートーベンに与えた影響が大きいといわれますが、なるほど!と思わせる壮大な演奏です。
(25番が影響したと勘違いしておりましたが、正しくは24番がベートーベンに影響していたのでした。ピアノ協奏曲3番にその影響が顕著だとか・・・。訂正しておきます。)
 残念なのは、ベルリン交響楽団創立50周年記念セットの一枚で、バラ売りがされていないこと・・・。
 そのため、ケースも紙ですわ。
 この一枚のために、4000円だか5000円だかを出して、セットを買いました・・・(8枚組・・だったかな?)。

 アニーフィッシャーさんはハンガリーのピアニストで、オーケストラも指揮者もハンガリー・・・というCDです。
 なんともいえない哀愁が魅力です。
 20番・21番のベスト盤といってもいい。
 

2011年08月16日(火)更新

本日復活! 「もしドラ」アニメ!! でもそろそろ、ドラッカーさんの生の声を!

 みなさま、こんにちは。
 暑い毎日ですが、お元気でしょうか?

 さて、きょうの夜、久々に  「もしドラ」 アニメが復活します。
 NHK総合で19時30分から(大阪だけかも・・・?)。
 73分で凝縮して一気に 「もしドラ」 の世界を満喫できるってわけですね!
  (まあ、これなら地デジでもいいかも・・・)

 それはそれでいいことです。
 戦後の資本主義世界(最近は社会主義国でも?)に大きな影響を与えた人物ですから、少しでもその世界に触れることはすばらしいことだと思います。

 しかし、ずっとこのブログでも書いてますように・・・。
 「もしドラ」 の世界はあくまでも  「もしドラ」 の世界に止まります。

 ドラッカーさんの思想を理解した・その世界が分った・・・というには、実際にその著作に触れてみてください。
 その生の声を聴いてみてください。
 そうでないければ、ドラッカーさんの思想の重要なところが誤って理解される恐れさえあります。

  「もしドラ」 がいかに良くできていると言っても、ドラッカーさんの著作を 「もしドラ」 原作者が咀嚼して、ダイジェストで書いたものですし、それをさらにアニメ作者が咀嚼しておもしろくしているわけで、あいだに2重のフィルターが入っています。
 これを見てドラッカーさんが分ったというのは、間違いだということは、何度も言っているとおりです。

 たとえば・・・。
 体系的廃棄・・・ということをドラッカーさんは言ってますが、野球部を甲子園に連れて行く・・・そのためのマネジメントという視点からか、部員のやる気・パワーを削ぎそうな 「廃棄」 などということは触れていません。
 また国際的な事業展開・・・などにも、野球部は関係ないですから、触れていません。

 いやいや、ドラッカーさんの体系的な理解ができればいいんですよ・・・そんな些末なところは省いて結構・・・というご意見もありましょう。
 しかしまちがいなく、ドラッカーさんの思想の一部を省略していることも事実なんです。

 先日、メンタルヘルスゼミからの帰りに、ドラッカーさんのファンの女性と話してたんですけど・・・。
 ドラッカーさんのことをわかろうとすれば、「いまでてる赤い本(エターナルコレクション 下の写真)」 を読まないとだめですよ・・・といってましたね。同感です。
 
 この暑い夏、仕事だけでも大変なんで、あの3冊本を読めというのも酷な話。
 まあ、気分転換にアニメでちょっとドラッカーさんの世界に浸ったれ!というのも、悪くないです。

 しかし、それはあくまでも 「もしドラ」 または 「もしドラ」アニメの世界に止まっていて、ドラッカーさんの世界そのものではない・・・ということは、ちょっと頭に入れておいてくださいね!
 生意気なようだけど・・・。
 
 あ、それから。
 きのうは100を超える皆さま、きょうは午前中だけで200を超える皆さまが、このブログを見て頂いておりますようで。
 おおきに!おおきに!!
 みなさまの期待に応えるおもろいブログにしまっさ!

 ホームページも着々と進行しております。
  顔張って書きまっさ!!
 乞う、ご期待!
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趣味 音楽鑑賞(内田光子やバックハウスのピアノ協奏曲のCDでの鑑賞)

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